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剣を失いし者に剣の導きを
2022.07.13
遠い空にペガサスを見かけるたび、オグマは剣を捧げた姫の存在を思い出す。
アカネイア大陸を襲った二度の大きな戦乱の最中、オグマは白いペガサスで軽やかに空を舞う姫の姿をいつも見ていた。
姫はオグマにとって、人としての感情を与えてくれたかけがえのない存在だった。その感情には、恐らく親愛のみならず恋慕に似た情が含まれていた。姫に名前を呼ばれるたび、オグマの振るう剣の重さは増した。姫に助けられたその日から、オグマの剣も身も心も、全てシーダ姫のためにあった。
オグマは、姫に抱いている感情を決して表に出さなかった。それは二つの意味で許されない情だった。一つは身分。もう一つは、姫の恋心に由来していた。姫は、長いことアリティアの王子マルスに好意を抱いていた。オグマの抱く姫への情は、姫に不必要な悩みを与えるものでしかなかった。
しかし、どれだけ心を隠しても剣だけは誤魔化せなかった。オグマは過去に二度、姫への情を指摘されている。一度目は剣士ナバール、二度目は英雄戦争の陰の英雄クリスによるものだった。
後者の指摘をオグマは今でも鮮明に覚えている。クリスは、オグマには騎士と同じ心があると言った。純朴な瞳を向けながら、戦う以外に生きる道を持てないオグマの心の在り方を肯定してくれた。その後に続いた言葉を、オグマは一言一句違わず復唱できる。
「あなたの心の中には誰かがいる。あなたはその人のために戦っている。違いますか?」
オグマは問いかけに頷けなかった。クリスの言葉があまりにも正面からオグマの感情を見破ったため、何も言えなくなってしまった。
クリスは、オグマの感情が忠義なのかそれ以外なのかは分からないと言った。だが、それは困り果て黙った姿を見兼ねての誤魔化しだったとオグマは思っている。クリスはオグマの剣から、驚くほど正確に心の在り方を見抜いていた。そこまで見抜いた者が、その核にいる存在を見破れないはずがない。
では、身も心も捧げたシーダ姫のそばを離れ、今も戦地で剣を振るうオグマの剣は何のためにあるのか。
オグマは今でも、タリスを離れた日の選択に自信を持てずにいた。苦しい心に蓋をし続け、タリス王に仕え続けるべきだったのではないかと、ふと疑問がよぎるのだ。
遠い空を飛んでいたペガサスは、オグマに近づくことなく離れていった。代わりに、出会いたくなかった存在を地平線の近くに見つけた。両手に剣を持ち、戦場であることも感じさせず近づいてくる血濡れの男。
「ナバール……」
かつて剣に宿る心をナバールに指摘された日と同じように、オグマは呟いた。同時に、暗黒戦争と英雄戦争の狭間にある苦い日の記憶がほどけていく。
オグマの強さを姫の存在に見出したクリスに対し、ナバールは、姫の存在がオグマを鈍らせると指摘した。ナバールにとってのオグマは、騎士の心を持つ男ではなく、戦いの中でしか生きられない同族だった。
あの日、オグマはナバールと同族であることを認めなかった。目的もなく剣を振るう男と、大切な人を守るために剣を振るう自分は違う存在だと信じたかった。ナバールの剣は、忘れたい過去を彷彿させるものだった。
だが、今はどうだろうか。オグマはシーダ姫を守るという役目を終え、戦地に身をおき剣で身を立て生きている。それでも、オグマはかつてと同じように、人を守る目的を持って剣を振るっていると言えるのだろうか。
紅い剣が妖しく光る。ナバールは英雄戦争が終わってなお、オグマとの戦いを渇望していると、その光が伝えてきた。
「オグマ……決着をつけるぞ……」
二本の剣を構えたナバールを前に、オグマも大剣を両手で握りしめた。
素早く振り上げられた斬撃を、オグマは反射で受け止めた。二本の剣と大剣の押し合い。その途中にナバールが発した言葉で、一瞬、オグマが押された。
「やはり、鈍った……つまらん……」
頬の傷から血が溢れた。ナバールに切られたのだと遅れて理解した。ナバールはそれ以上斬りかかってこなかった。代わりに、怒りの色を宿した瞳が鋭くオグマを睨みあげた。
「戦争中、俺の背で暴れていたお前はどこへいった……」
「戦争はもう終わった」
「ならば、お前はなぜここにいる」
「……生きるためだ」
口にしてから、オグマは自分自身に失望した。これでは、闘技場に閉じ込められ、剣闘士として生きていた頃と何一つ変わらない。
「ならば、今、ここで殺してやろう……」
ナバールの剣が、オグマの喉をめがけ真っ直ぐ伸ばされた。触れた剣先は冷たい。
オグマは、この男の剣で死ぬなら悪くないかもしれないと思った。シーダ姫に救われた命を無に帰す罪悪感を抱きながらも、このまま救われた心を失っていく恐怖が勝っていた。
そんなオグマの心を読み解いたように、ナバールは吐き捨てた。
「……今のお前は、獣にも劣るな。俺の剣を汚す価値もない……」
ナバールはそのままひらりと背中を向けた。オグマは大剣を振りかざそうとして、やめた。
「……ついてこい」
「なぜだ」
「先に、戦争中の借りを返してやることにした。決着は、その後だ……お前がそんなではつまらん……」
ナバールは振り返ることなく前を進んでいった。オグマはナバールの背が豆のように小さくなってから、後を追いかけた。
今のお前は、獣にも劣るな。
オグマはぽつりと呟いた。その言葉は、かつてオグマがナバールに伝えたものだった。