最近、昔(というほど昔でもない時に)患っていたダンスマカブルへの熱を完全に思い出してしまいました。
なんなら、アイドリッシュセブンの魅力を思い出してしまいました。
おかげで、ダンスマカブルの再読をした上に、最近ちょっと放置気味だったアイナナのメインストーリー(6章読めてなかったのです)まで読み始めようとしています。すごいパワー。
ちなみに、ダンスマカブルとは、アイドリッシュセブン(ソシャゲ)で、2020-2021年頃に公開されたイベントストーリーの題名です。
アイドリッシュセブンのアイドルたちが演者として出演している想定で展開される作中劇で、なんと、全部読むのに3時間前後のボリュームがあります(全40話、しかもフルボイス)。
地上とアーク(天)の格差社会を舞台にした物語なんですけど、これの何がすごいって、アイナナのアイドル愛を抜きにしても面白いのです。
未だに心とらわれているマネージャーが複数存在するくらい、イベントとしてのパワーが強い(再熱して知ったのですが、来年の1月にオンリーイベントが企画されているようす)。
ただ、最高のイベストにも最大の欠点があります。
残念なことに、今から初めて読む手段がほとんど無い(泣)
すでに解放してる人に読ませてもらうくらいしか手段がないくらい、視聴困難なストーリーと化してしまいました(ソシャゲのイベントあるあるですね)
というわけで、再熱した熱をもてあまして暴れるしかなくない私は、熱のやり場を求めて、この文章を書き始めたのです。
ダンスマカブルの何が魅力なの?
文章にしてまとめると1000字くらい書き続けそうなので、一旦箇条書きにします
・クヴァル
・TRIGGERが歌う主題歌
・エンディング分岐
・フルボイス
・キャラの関係(クヴァルとアルムとリーベル)
手が滑ってクヴァル(ダンマカの登場人物の名前)を2回書きました。
いや、だって、クヴァル、性格も顔も好きな上に、物語の中で果たす役割も最高なんですよ。
さらに、十さんが演じているという背景も含めたら、銀河が萌え狂ってしまう破壊力です。
1つ目から理由を書きたいのに、クヴァルによる妨害がひどくて、記載順が狂いました……(名前だけでも覚えて帰ってください)
さて、話を戻しましょう。
ダンマカが素晴らしい理由を箇条書きの上から順に説明します。
奥深い世界観
ダンマカの世界では、差別主義が蔓延しています。
空に浮かぶ街アークで暮らす人々は、地上で生活する人のことを同じ人間だと思っていません。
アークは豊かさも独占しています。おかげで、地上の人は生きることもままならない状態。
そんな厳しい世界の中で、地上に一つの希望が見えたところから物語は始まります。
リーベル(演:楽さん)という地上の男が、アークの人々の信仰対象である「天子」を拐ったのです。
絶対的に思えたアークに綻びが生じ始めた瞬間です。
おまけに、拐われた天子アルム(演:悠くん)は4年に1回人々の前に姿を見せる以外は人目にも触れずに静かに暮らしていたこともあり、リーベルに懐いてしまいました。
リーベルがアルムを拐ってから過ごす旅路の中で描かれるのは、地上で生きる人や、地上にすら居場所がない人、アークのあり方に疑問を抱く人、色々な背景を持つ人々の姿。
様々な人を描きながら進むことで創られる世界観の奥深さ、本当にたまらない。
正直、とてもいい意味でイベントストーリーのクオリティじゃないです。
どうして今から解放する手段がないのでしょうか。
クヴァル
空に浮かぶ街アークのエリート軍人で、幼少期は天子アルムのお付きとして、成長を見守ってきたキャラです。
つまり、アルムとの間には一種の主従関係があります。
真面目すぎるくらいの堅物ですが、天子様が拐われた時にはアークの教会(軍を雇っている)からの命令を無視してまで、天子を助けに向かうくらい、天子のことを大事に思っています。
彼にとって、天子様のお付きとして誰よりも近くで天子を護って過ごした過去は何よりの誇りなのです。
けれどーー。
この先は、割と重大なネタバレになるのでぼかしますが、彼の成長こそがダンスマカブルの話を成立させたと言っても過言ではないほど、作中で重要な役割を果たすキャラクターです。
当然、生粋のアークの軍人なので、地上に対する差別意識も強いです。
だから、地上の人にはとにかく高圧的。
「下界の蟲」とか言って、罵倒するのです。
え、つなしさんの顔で?(十さんの顔で、です)
とんでもないですね。
TRIGGERが歌う主題歌
「My Precious World」とても良い曲なので聴いてください。
ダンスマカブルのエンディング(選択肢上)でこのエンディング流れた瞬間、私は号泣した記憶があります。
あまりにも、良くて……。
ダンマカの中で、TRIGGERの3人はみんな、異なる立場の重要な役を演じている(しかも3人とも強い)のです。
作中でどうなったかまで書くとまた重大なネタバレになってしまうのでぼかすけれど、その三人の声が重なることに、私は世界を思って涙するしかなかった。
曲単体でもかなり好きですが、ダンマカの世界を知った上で聞くと魅力が増す一曲です。
そして、ダンマカもまた、この曲に支えられている。
エンディング分岐
これこそネタバレの塊なので詳しいことは書きませんが、だいぶキツイ2択を迫られます。
ちなみに、私は上の選択肢の方が好きです……。
フルボイス
十さんの高圧的な声がたくさん聞けるご褒美です。
クヴァルのこと手が滑って2回書いたと言ったけど、これも半分クヴァルのことを書いている。
それはそれとして、フルボイスの気合が入ってる最高イベストですよということを言いたかったのです。
キャラの関係(クヴァルとアルムとリーベル)
代表として、ここの3人を書いたけれど、とにかく主従関係や義理の親子やあれそれという魅力的な関係が沢山あります。
クヴァルとアルムの間には主従の関係が、アルムとリーベルの間には友人関係が。クヴァルとリーベルの間には、一方的な嫉妬にも近い感情があります。
そして、その関係の変化がとても良いのです。
ラストシーンの要とも言えるくらいに最高なのです。
終盤ネタバレ書きまくるのを恐れてほとんど魅力を語れていない気もしますが、とにかくダンスマカブルは最高です。
唯一の欠点は、今から知る難易度の高さ……。
そのうちネタバレ編の記事書いてたら笑ってください。
どうしようね、この持て余してる感情。