碧空
孤独は人の心を惑わす。触れ合いは孤独への特効薬だ。
長野まゆみ先生の「凛一シリーズ」2冊目、『碧空』を読みました!
早く続きが読みたい〜となりながら読書記録書きます。
※この先、内容に踏み込んだ感想となります。
凛一くんは甘えるのが下手な分たちが悪いですね。
寂しがり屋のくせに素直に甘えられないから、遠くに氷川という男がいながら有沢と簡単に口付けてしまう。
凛一くんにとって、キスって好きな人との神聖な行為とかそういう認識が全くないんだろうな。
多分、寂しさをいっとき紛らわせてくれる何かくらいに思ってそう。
そして、今までそんな素直に甘えることのできない凛一くんを気にかけてきた千尋さんの結婚。簡単に甘えることができなくなった凛一くんは、氷川に甘えようとして関係を悪くしてしまう。
いつまで経っても氷川にだけ遠慮を続けているのに、よりにもよってキスしたことのある男の話をしてしまうなんて……。
罪深すぎるよ、凛一くん。
凛一くんにとって、肉体のふれあいは孤独を埋める行為で、氷川を好きだという感情と、他の人とのキスをするって行為が矛盾しないんだろうね。
そんな理屈、他の人に通用しないのに。
なんか、同じことを永遠と繰り返してる気がしてきたので、早く続きの話を読んでこようと思います。