聖魔7章くらい
エフラムと合流しました!!
オルソンさん最高すぎる〜。ゼトさんが、怪しいと思いつつルネスの光石のことで確信を得るまで武器を渡せと言わなかったあたりとかから、ちゃんと忠誠心の高い騎士だったのではないかなと伝わってきてですね。忠義と妻への愛で愛を選んだのだなって思うと泣けてきました。
オルソンさん、愛する妻の元に行くとか言ってたけど、リオン側(国名忘れた)は人体蘇生でもしてるの???
あと、個人的に笑ったのが、エフラムと合流した時にゼトとカイルさん(エフラムサイドの緑騎士)は会話があったのに、ゼトとフォルデ(赤騎士さん)は会話がないこと😂めっちゃおもろい😂
性格の相性かなあ。それか、出撃させられなかったフランツくん(エイリーク側の若い騎士さん)も会話要素があって、フォルデさんはそっちで会話があるとかなのかな🤔出撃してないから、真相は藪の中。
以下、オルソンさんに対する妄想と希望
オルソンさん、今後の戦闘に出てきたらどうしよう。楽しみすぎる……説得出来るのかな、できないのかな……直接対峙して説得不可で戦闘会話「一度ルネスを裏切った身でどうして再び戻ることができようか(滲む後悔)」するかプレイヤーの手に負えないところで全てに絶望して行方をくらませるかしてほしい。
奥さんが復活してる?ぽいから、その奥さんが再びいなくなって絶望の淵で自害するか、もう奥さんの原型を保ってない骸なのに庇って死んでしまうかしてもいいけど、できれば騎士失格の自分に失望したまま生きながらえてほしいな。許せない自分という存在に絶望しながら生きて、笑うたびに罪悪感を抱くんだけど、そうして生きる中に妻と過ごした幸福な日々を見つけて、最後は安らかに眠るような人生を所望します。
違ってても全然好きですが。
#聖魔の光石 畳む
エフラムと合流しました!!
オルソンさん最高すぎる〜。ゼトさんが、怪しいと思いつつルネスの光石のことで確信を得るまで武器を渡せと言わなかったあたりとかから、ちゃんと忠誠心の高い騎士だったのではないかなと伝わってきてですね。忠義と妻への愛で愛を選んだのだなって思うと泣けてきました。
オルソンさん、愛する妻の元に行くとか言ってたけど、リオン側(国名忘れた)は人体蘇生でもしてるの???
あと、個人的に笑ったのが、エフラムと合流した時にゼトとカイルさん(エフラムサイドの緑騎士)は会話があったのに、ゼトとフォルデ(赤騎士さん)は会話がないこと😂めっちゃおもろい😂
性格の相性かなあ。それか、出撃させられなかったフランツくん(エイリーク側の若い騎士さん)も会話要素があって、フォルデさんはそっちで会話があるとかなのかな🤔出撃してないから、真相は藪の中。
以下、オルソンさんに対する妄想と希望
オルソンさん、今後の戦闘に出てきたらどうしよう。楽しみすぎる……説得出来るのかな、できないのかな……直接対峙して説得不可で戦闘会話「一度ルネスを裏切った身でどうして再び戻ることができようか(滲む後悔)」するかプレイヤーの手に負えないところで全てに絶望して行方をくらませるかしてほしい。
奥さんが復活してる?ぽいから、その奥さんが再びいなくなって絶望の淵で自害するか、もう奥さんの原型を保ってない骸なのに庇って死んでしまうかしてもいいけど、できれば騎士失格の自分に失望したまま生きながらえてほしいな。許せない自分という存在に絶望しながら生きて、笑うたびに罪悪感を抱くんだけど、そうして生きる中に妻と過ごした幸福な日々を見つけて、最後は安らかに眠るような人生を所望します。
違ってても全然好きですが。
#聖魔の光石 畳む
聖魔5章外冒頭(そんなにネタバレじゃないけど)
エフラムさん顔グラカッコ良すぎるのよな。
それはそれとして、エフラムの家臣のオルソンさんというイケメン、私知っているんですけど。
あの、あれですよね、去年くらいに闇堕ちガチャに実装されてた……。
なんか、敵軍のトラキアケンプフと同じ雰囲気のポーズしている闇の人が怪しいこと言ってたし不安すぎる。
この幸薄そうな顔しているイケメンナイトは最後まで仲間でいてくれるのでしょうか😭
私はリオンとノールさんの主従を見るために始めたのですが、なんかかっこいい傭兵がたくさんいてソワソワしています。
あとね、ヨシュアさんのこと手裏剣投げる人だと思い込んでいた(fehのせい)ら、ちゃんと傭兵剣士でテンション上がりました。
女たらしナバ枠いいじゃん、可愛がってあげます。
とりあえずヨシュアさんとアスレイさんがなんかいい感じという噂を聞いているので支援結ぶぞい。
やっぱりFEって楽しい〜🎵
#聖魔の光石畳む
エフラムさん顔グラカッコ良すぎるのよな。
それはそれとして、エフラムの家臣のオルソンさんというイケメン、私知っているんですけど。
あの、あれですよね、去年くらいに闇堕ちガチャに実装されてた……。
なんか、敵軍のトラキアケンプフと同じ雰囲気のポーズしている闇の人が怪しいこと言ってたし不安すぎる。
この幸薄そうな顔しているイケメンナイトは最後まで仲間でいてくれるのでしょうか😭
私はリオンとノールさんの主従を見るために始めたのですが、なんかかっこいい傭兵がたくさんいてソワソワしています。
あとね、ヨシュアさんのこと手裏剣投げる人だと思い込んでいた(fehのせい)ら、ちゃんと傭兵剣士でテンション上がりました。
女たらしナバ枠いいじゃん、可愛がってあげます。
とりあえずヨシュアさんとアスレイさんがなんかいい感じという噂を聞いているので支援結ぶぞい。
やっぱりFEって楽しい〜🎵
#聖魔の光石畳む
邪竜の章 ネタバレ含感想
邪竜の章をクリアした感想です。
1. よかった点
if世界線の主を見た時の従の反応を知れたことが、個人的には嬉しかったです。
見れてない主従もありますが、ディアマンド隊と、フォガート隊が特にたまらなかったです。
アンバーとディアマンド王子の会話とか最高すぎませんか???
こんなの、アンバーが優勝だよ……(泣)
主従じゃないけど、シトリニカとディアマンド王子の会話も最高でした。
(ここから脱線)
本編ディアマンド王子もとても好きですが、邪竜ディアマンド王子の、心の弱さがちらほら滲むのに強き王として振る舞う感じは、正直、かなりわたしのツボでした。
邪竜の章のディアマンド王子と本編ディアマンド王子はかなり表裏一体な印象も受けましたね。
王になったけれど、やりたいことがないみたいな会話があった気がしていますが、本編ディア王子が全て喪失した時には同じこと言い出す可能性が3割くらいある印象(7割は、死んでいったあいつらのためにもで前を向く)。
他にも、隠れてる裏面を引っ張ってきて強調してくれたようなキャラと、正反対だなあという感じのキャラづけの子がいて大変興味深かったです。
主従戦闘会話も、こんなのあなたじゃない!みたいなのもあれば、性格近かったんだろうなというのもあり。どういう方針で決定したのか個人的に気になりました。
(ここまで脱線)
エルがクールビューティーかわいいくて好きでした。
あとね、モーヴ、お前というやつは(泣)
ワープの杖、じゃないのよなあ(泣)
ヴェイル様の後を追うな(泣)
好き!(泣)
2.気になった点
アイビー様の性格づけが、正直、かなり気になりました。
改変がNGというより、4カ国の王で力を合わせて戦った上で神竜を失ったという前提があるにもかかわらず、この性格のはずがないでしょう、という理由です。
邪竜の章のアイビー様、邪竜信仰強いから、神竜に味方する理由がないんだよなあ。
こういう性格づけをするなら、イルシオンは終始敵だったくらいの変更が欲しかったかも……。私がアイビー王女好きだからモニョモニョしてるだけかもしれませんが……。
3.余談
個人的に邪竜の章での性格づけ方針が好ましかった王族はアルフレッド王子とディアマンド王子とオルテンシアちゃんです。
アイビー様以外の第一王子王女は概ね本編世界線のキャラを継承して、邪竜向けに少しずつ違うところを作ったのかなという印象がありました(ミスティラちゃんは支援をほとんど読めてないので少し悩ましいけど、個人的には陽気な部分が少し除かれただけって感覚ですね)。
その反動もあってか、オルテンシアちゃん以外の第二王子王女の変更が激しかった気がします。
セリーヌちゃんは信念の部分が変わってしまっているし、スタルークは正反対の性格と言ってもいい気がする。
フォガート……。違う世界で、こんな思いを味わうとは(それでも、私は親友を悲しませたのだなと思うボネちゃんに、萌えました)。あんなにいい子にサイコパスな側面はないので、フォガちゃんも根っこが変えられてしまってるねえ。
まあ、別世界ということで、物語の設定と食い違う気がするアイビー様の改変以外は、私は割とへえって感じで受け入れてます😂
主従戦闘会話をたくさん読めて楽しかったです。畳む
邪竜の章をクリアした感想です。
1. よかった点
if世界線の主を見た時の従の反応を知れたことが、個人的には嬉しかったです。
見れてない主従もありますが、ディアマンド隊と、フォガート隊が特にたまらなかったです。
アンバーとディアマンド王子の会話とか最高すぎませんか???
こんなの、アンバーが優勝だよ……(泣)
主従じゃないけど、シトリニカとディアマンド王子の会話も最高でした。
(ここから脱線)
本編ディアマンド王子もとても好きですが、邪竜ディアマンド王子の、心の弱さがちらほら滲むのに強き王として振る舞う感じは、正直、かなりわたしのツボでした。
邪竜の章のディアマンド王子と本編ディアマンド王子はかなり表裏一体な印象も受けましたね。
王になったけれど、やりたいことがないみたいな会話があった気がしていますが、本編ディア王子が全て喪失した時には同じこと言い出す可能性が3割くらいある印象(7割は、死んでいったあいつらのためにもで前を向く)。
他にも、隠れてる裏面を引っ張ってきて強調してくれたようなキャラと、正反対だなあという感じのキャラづけの子がいて大変興味深かったです。
主従戦闘会話も、こんなのあなたじゃない!みたいなのもあれば、性格近かったんだろうなというのもあり。どういう方針で決定したのか個人的に気になりました。
(ここまで脱線)
エルがクールビューティーかわいいくて好きでした。
あとね、モーヴ、お前というやつは(泣)
ワープの杖、じゃないのよなあ(泣)
ヴェイル様の後を追うな(泣)
好き!(泣)
2.気になった点
アイビー様の性格づけが、正直、かなり気になりました。
改変がNGというより、4カ国の王で力を合わせて戦った上で神竜を失ったという前提があるにもかかわらず、この性格のはずがないでしょう、という理由です。
邪竜の章のアイビー様、邪竜信仰強いから、神竜に味方する理由がないんだよなあ。
こういう性格づけをするなら、イルシオンは終始敵だったくらいの変更が欲しかったかも……。私がアイビー王女好きだからモニョモニョしてるだけかもしれませんが……。
3.余談
個人的に邪竜の章での性格づけ方針が好ましかった王族はアルフレッド王子とディアマンド王子とオルテンシアちゃんです。
アイビー様以外の第一王子王女は概ね本編世界線のキャラを継承して、邪竜向けに少しずつ違うところを作ったのかなという印象がありました(ミスティラちゃんは支援をほとんど読めてないので少し悩ましいけど、個人的には陽気な部分が少し除かれただけって感覚ですね)。
その反動もあってか、オルテンシアちゃん以外の第二王子王女の変更が激しかった気がします。
セリーヌちゃんは信念の部分が変わってしまっているし、スタルークは正反対の性格と言ってもいい気がする。
フォガート……。違う世界で、こんな思いを味わうとは(それでも、私は親友を悲しませたのだなと思うボネちゃんに、萌えました)。あんなにいい子にサイコパスな側面はないので、フォガちゃんも根っこが変えられてしまってるねえ。
まあ、別世界ということで、物語の設定と食い違う気がするアイビー様の改変以外は、私は割とへえって感じで受け入れてます😂
主従戦闘会話をたくさん読めて楽しかったです。畳む
青鎧スカちゃをお迎え!したのだが……。
スカちゃんの前腕のゴツッとした逞しさにフェチズムを刺激されてしまう。
こんな太い腕にどう抗えというの、ねえシャちゃま??
だって見てくださいよシャちゃまのカード、こんな、けしからん手袋しちゃって……ねえ……(中指にリング通して固定する感じのフィンガ一レスグローブ)
#聖戦トラキア
スカちゃんの前腕のゴツッとした逞しさにフェチズムを刺激されてしまう。
こんな太い腕にどう抗えというの、ねえシャちゃま??
だって見てくださいよシャちゃまのカード、こんな、けしからん手袋しちゃって……ねえ……(中指にリング通して固定する感じのフィンガ一レスグローブ)
#聖戦トラキア
シャナン様……(突然の発作)
シャ様は強くて勇敢でかっこいいけど、家族や仲間との関係の変化に少し臆病ななんだ……。
幼少期に突然平和だった家族との日々を失い、叔母を助けたいのに力が足りず、「恩に報いる」が美徳とされる国の価値観で育ってるのに恩人が親友を亡くしたタイミングで妻を守れなかった追い打ちをかけて、子供らを守ると誓って故郷に帰った後にバーハラの悲劇を知り……。許してくれる人もいなくなった世界でそれでも、約束を果たそうと懸命に生きている。
そんな方が恐れるものといったら、自分の命よりも託されたものの命だよ。
シャナン様は、何も悪くないのに、運命に翻弄されて自分より大切なものが増えすぎてしまった人なのです。
そして、責任感が強いし、恩に報いなければってイザークの剣士らしい思考も持っている。
そりゃ、預かった子供たちを育てて立派に巣立った姿まで見届けなければって思うんです。
シャナンの元に留まってくれることは嬉しいけれど、シャナンにとっての子育てのゴールはみんなが巣立つこと。
そんなシャナン様とスカサハくんの関係を今必死に書いてます。
ここで書くことでもないけど、部数はめちゃくちゃ余裕持たせて刷るつもりです。
でも、イベ初心者なので読み間違えたらごめんなさい。多分欲しい方の手には行き渡ります。行き渡します。
2023/3/9追記
スカシャナの本だからどうしようかなと悩んでいた、ユリアとの会話をちゃんと書いてあげているのだけれど、ようやくシャナン様は過去を克服できたのだなと思って泣きました。
スカサハくんはシャナン様の心の支えにはなってあげられるけど、シャナン様の傷の克服には手が届かない位置にいる子なので、シャナン様が過去に追ってしまった傷を全部クリアにして前に進むためには、セリスとユリアの二人は欠かせない存在です。
でも、前に進もうとシャナン様が思えるのはスカサハくんのおかげで、だからやっぱりシャナン様はスカサハくんに支えられているのでした。畳む
シャ様は強くて勇敢でかっこいいけど、家族や仲間との関係の変化に少し臆病ななんだ……。
幼少期に突然平和だった家族との日々を失い、叔母を助けたいのに力が足りず、「恩に報いる」が美徳とされる国の価値観で育ってるのに恩人が親友を亡くしたタイミングで妻を守れなかった追い打ちをかけて、子供らを守ると誓って故郷に帰った後にバーハラの悲劇を知り……。許してくれる人もいなくなった世界でそれでも、約束を果たそうと懸命に生きている。
そんな方が恐れるものといったら、自分の命よりも託されたものの命だよ。
シャナン様は、何も悪くないのに、運命に翻弄されて自分より大切なものが増えすぎてしまった人なのです。
そして、責任感が強いし、恩に報いなければってイザークの剣士らしい思考も持っている。
そりゃ、預かった子供たちを育てて立派に巣立った姿まで見届けなければって思うんです。
シャナンの元に留まってくれることは嬉しいけれど、シャナンにとっての子育てのゴールはみんなが巣立つこと。
そんなシャナン様とスカサハくんの関係を今必死に書いてます。
ここで書くことでもないけど、部数はめちゃくちゃ余裕持たせて刷るつもりです。
でも、イベ初心者なので読み間違えたらごめんなさい。多分欲しい方の手には行き渡ります。行き渡します。
2023/3/9追記
スカシャナの本だからどうしようかなと悩んでいた、ユリアとの会話をちゃんと書いてあげているのだけれど、ようやくシャナン様は過去を克服できたのだなと思って泣きました。
スカサハくんはシャナン様の心の支えにはなってあげられるけど、シャナン様の傷の克服には手が届かない位置にいる子なので、シャナン様が過去に追ってしまった傷を全部クリアにして前に進むためには、セリスとユリアの二人は欠かせない存在です。
でも、前に進もうとシャナン様が思えるのはスカサハくんのおかげで、だからやっぱりシャナン様はスカサハくんに支えられているのでした。畳む
ポタージュ(ボネフォガ:あとでメインに移す)
ボネの大切は失われてしまった。
小さな頃から憧れていた生家の厨房。いつか使ってみたかった、店主だけが握れる包丁。何十年も使われ続けて角の欠けた砥石。
大好きな親友との時間。
別れはあまりに唐突だった。海賊の集団に町ごと襲われ、命からがら逃げ出した。斜向かいのアクセサリー屋の店主は、賊に斬られて片目を失明したという。ボネの家族は、全員怪我一つしなかった。
移り住んだ先で、両親は再び店を開いた。全てがピカピカの調理道具に寂しそうな笑顔を浮かべながら。
寂しそうな顔をしていたのは最初だけだった。やがて客足が増えると、ピカピカだった調理器具に少しずつ傷がついて、両親は笑顔ばかり見せるようになった。
けれど、ボネだけは違った。新しい味には深みが足りない。
まだピカピカだった器具に傷がつき、客先のテーブルに思い出の跡ができるまでは、寂しい顔でいたかった。
「ボネの料理が好きだよ」
思い出したのは、純粋な顔で美味しそうに料理を食べる顔。ボネにとっては初めての「常連」である親友も、ここにはいない。
ボネは親友フォガートになら、なんでも打ち明けられた。
王宮料理に憧れていること。そのためにも、家を継ぐ前に宮廷料理人になりたいこと。
それを両親には言えずにいること。
フォガートは何度もボネの背中を押してくれた。
夢があるなら目指しなよ、ソルムは自由を愛する国だ、だの。ボネの両親ならきっとわかってくれるよ、だの。少し言葉尻が伸びるおおらかな話し方で勇気づけてくれた。
フォガートはあまり自分自身のことを語りたがらなかったが、それでも構わなかった。
フォガートといるときの、寒い夜に外で飲むポタージュのような優しい味はボネだけの特別だ。
それから、料理を口に含む瞬間、美味しそうに目を見開く姿も、頬いっぱいに食事を詰め込む癖も、読み込んだ後の余韻に浸る表情も、全て。
フォガートに会いたい。
ソルムの熱で溶けていくシャーベットのように、感情が全身に広がっていく。
年月は流れたが、ボネの中でフォガートに会いたい気持ちが揺らぐことはなかった。
一度味わった美味しさは忘れられない。何よりも、フォガートの言葉はボネが目指す道に常に寄り添っていた。
両親はフォガートの言った通り、あっさりと宮廷料理人への夢を納得して応援してくれた。
そして、フォガートに夢を打ち明けた日から五年。宮廷料理人の募集がかかる。
苦い味だ。不調だったわけではない。完全な敗北だった。
栄光をつかんだのは、ボネより十は歳上の料理人だ。
かといって、諦めたわけでもない。また五年後。その次は十年後。料理を極めるためには長い辛抱が必要だと、ボネは知っている。
仕方がなかったのだと言い訳したくなる気持ちを堪えた。徐々に馴染み始めた家の帰路につこうとした時。
「ボネ」
少し語尾が伸びるおおらかな声で呼ばれた。声質自体は変わっていたが、間違えるはずがなかった。
「フォガート……」
フォガートは、記憶の中よりもずっと立派な服を纏って着飾っていた。まるで、砂漠のオアシスで一息つく王子のような。
斜め後ろには、太陽をたっぷりと浴びたオレンジに似た、艶のある髪の青年が控えている。
「ボネ、俺の専属料理人になってよ。俺も今日の大会で審査してたんだ。ボネの料理を食べてすぐにわかった。懐かしい味がしたから」
「フォガートの?」
「そう。ボネには言ったことなかったよね。俺、ソルム王国の第一王子なんだ」
告げられたままの内容を受け入れている自分自身に、ボネは驚きを隠せなかった。
もしかしたら、昔から予感めいたものがあったのかもしれない。人懐こいが身の上のわからない、年齢にしては妙に外食の多い少年は、港町で明らかに浮いていた。
だからこそ、ボネとフォガートは親友になれたのだ。
「ボネ、どうかな」
ねだるように問われて心が揺らいだ。
けれど、話を受けるわけにはいかなかった。優勝を逃したボネが王族の抱える料理人になることは、料理に不誠実だ。
「フォガート。すまないが、それはできない」
「ボネのことだ。友人関係に甘んじることは、料理への冒涜だとか言うつもりなんでしょ」
フォガートは時々見せる鋭い表情で見上げてきた。それから、やわらかく目を細めた。
「でもね、誰が何を言っても、俺にとっての優勝はボネだった。俺が世界一だと思う料理人を雇いたいと思うことって、そんなに変かな」
これは、負けだと思った。
フォガートがボネを抱えたいと言った理由が料理にあるのなら、料理人として、その気持ちを無視することはできない。
「……フォガートの言う通りだな。ありがとう、私の料理を愛してくれて」
「こちらこそ。またボネと共に過ごして、料理まで食べられるなんて嬉しいな」
フォガートは真剣な顔を崩し、歯を見せて笑った。
その笑顔のかつてと変わらない味は、ボネの心に染み渡った。
畳む
ボネの大切は失われてしまった。
小さな頃から憧れていた生家の厨房。いつか使ってみたかった、店主だけが握れる包丁。何十年も使われ続けて角の欠けた砥石。
大好きな親友との時間。
別れはあまりに唐突だった。海賊の集団に町ごと襲われ、命からがら逃げ出した。斜向かいのアクセサリー屋の店主は、賊に斬られて片目を失明したという。ボネの家族は、全員怪我一つしなかった。
移り住んだ先で、両親は再び店を開いた。全てがピカピカの調理道具に寂しそうな笑顔を浮かべながら。
寂しそうな顔をしていたのは最初だけだった。やがて客足が増えると、ピカピカだった調理器具に少しずつ傷がついて、両親は笑顔ばかり見せるようになった。
けれど、ボネだけは違った。新しい味には深みが足りない。
まだピカピカだった器具に傷がつき、客先のテーブルに思い出の跡ができるまでは、寂しい顔でいたかった。
「ボネの料理が好きだよ」
思い出したのは、純粋な顔で美味しそうに料理を食べる顔。ボネにとっては初めての「常連」である親友も、ここにはいない。
ボネは親友フォガートになら、なんでも打ち明けられた。
王宮料理に憧れていること。そのためにも、家を継ぐ前に宮廷料理人になりたいこと。
それを両親には言えずにいること。
フォガートは何度もボネの背中を押してくれた。
夢があるなら目指しなよ、ソルムは自由を愛する国だ、だの。ボネの両親ならきっとわかってくれるよ、だの。少し言葉尻が伸びるおおらかな話し方で勇気づけてくれた。
フォガートはあまり自分自身のことを語りたがらなかったが、それでも構わなかった。
フォガートといるときの、寒い夜に外で飲むポタージュのような優しい味はボネだけの特別だ。
それから、料理を口に含む瞬間、美味しそうに目を見開く姿も、頬いっぱいに食事を詰め込む癖も、読み込んだ後の余韻に浸る表情も、全て。
フォガートに会いたい。
ソルムの熱で溶けていくシャーベットのように、感情が全身に広がっていく。
年月は流れたが、ボネの中でフォガートに会いたい気持ちが揺らぐことはなかった。
一度味わった美味しさは忘れられない。何よりも、フォガートの言葉はボネが目指す道に常に寄り添っていた。
両親はフォガートの言った通り、あっさりと宮廷料理人への夢を納得して応援してくれた。
そして、フォガートに夢を打ち明けた日から五年。宮廷料理人の募集がかかる。
苦い味だ。不調だったわけではない。完全な敗北だった。
栄光をつかんだのは、ボネより十は歳上の料理人だ。
かといって、諦めたわけでもない。また五年後。その次は十年後。料理を極めるためには長い辛抱が必要だと、ボネは知っている。
仕方がなかったのだと言い訳したくなる気持ちを堪えた。徐々に馴染み始めた家の帰路につこうとした時。
「ボネ」
少し語尾が伸びるおおらかな声で呼ばれた。声質自体は変わっていたが、間違えるはずがなかった。
「フォガート……」
フォガートは、記憶の中よりもずっと立派な服を纏って着飾っていた。まるで、砂漠のオアシスで一息つく王子のような。
斜め後ろには、太陽をたっぷりと浴びたオレンジに似た、艶のある髪の青年が控えている。
「ボネ、俺の専属料理人になってよ。俺も今日の大会で審査してたんだ。ボネの料理を食べてすぐにわかった。懐かしい味がしたから」
「フォガートの?」
「そう。ボネには言ったことなかったよね。俺、ソルム王国の第一王子なんだ」
告げられたままの内容を受け入れている自分自身に、ボネは驚きを隠せなかった。
もしかしたら、昔から予感めいたものがあったのかもしれない。人懐こいが身の上のわからない、年齢にしては妙に外食の多い少年は、港町で明らかに浮いていた。
だからこそ、ボネとフォガートは親友になれたのだ。
「ボネ、どうかな」
ねだるように問われて心が揺らいだ。
けれど、話を受けるわけにはいかなかった。優勝を逃したボネが王族の抱える料理人になることは、料理に不誠実だ。
「フォガート。すまないが、それはできない」
「ボネのことだ。友人関係に甘んじることは、料理への冒涜だとか言うつもりなんでしょ」
フォガートは時々見せる鋭い表情で見上げてきた。それから、やわらかく目を細めた。
「でもね、誰が何を言っても、俺にとっての優勝はボネだった。俺が世界一だと思う料理人を雇いたいと思うことって、そんなに変かな」
これは、負けだと思った。
フォガートがボネを抱えたいと言った理由が料理にあるのなら、料理人として、その気持ちを無視することはできない。
「……フォガートの言う通りだな。ありがとう、私の料理を愛してくれて」
「こちらこそ。またボネと共に過ごして、料理まで食べられるなんて嬉しいな」
フォガートは真剣な顔を崩し、歯を見せて笑った。
その笑顔のかつてと変わらない味は、ボネの心に染み渡った。
畳む
のんびり遊んでます。
14章で何となく大枠の設定は出しきられた印象なので、一旦感想をまとめます。
今のところ、諦めないことの強さ(ルネス兄妹)と、誰かの死を受けいれられない者たちの弱さ(リオン)に重点を置いてる物語という印象です。
特に14章でわかったのは、リオンのあべこべさ。父の死を受けいれられない弱さと、その結果の父を復活させようという執念の結果が悲劇を招いたのだということ。
なんとも言えない気持ちになりますね。
◯リオン
リオンは多分、優しくあり続けるための強さが足りなかった人なんだなと思います。
この辺は多分後半で掘り下げられると思うけど、ルネス兄妹というかエイリークの持つ優しい強さがリオンの憧れの姿で、リオンは自分がそうなれないと諦めていた気がするな。
だから、ルネス兄妹のことを大切な友人だと思いながら、劣等感も抱えていたのだろうな、と妄想しながら遊んでいる。
◯オルソンさん
オルソンさんは、妻の死を受けいれられない弱さに漬け込まれてしまった人だろうな。
この後多分どこかで戦闘があって解像度も上がると思うけど、本人も騎士の忠誠と妻との愛の間でだいぶ揺れたのではないかなと思います。
ゼトさんがオルソンさんが怪しいと思っても確信を得るまで何か言わなかったのも、どこかでオルソンさんを信じたい気持ちあってのものな気がしてしまって。とても裏切りそうにはない真面目な騎士だったのだろうと信じています。
オルソンさんのことは前にも好きだーと書いた気がするのでこの辺で切り上げます。
また、情報が更新されたら暴れるかもしれません。
愛した存在を忘れられずにいる人に私は弱いのです。ツイハークさんも設定見た瞬間に叫んだもん。
関係ないけど、信じていた存在に裏切られても、傷を見せずに生きる存在にも弱いです。
これは私が隠れノイスさんファンである理由。
なぜ例示が蒼炎暁ベースかというと、こくほこ後地味に私の熱量が高まっているからです。
◯ノールさん
ノールさんは、賢い方ですね。
14章終わりのエフラムやゼトとの会話だけでも、非常に慎重に伝えるべき情報を見極めてることが理解できる。あと、エフラムがリオンに向ける感情を見定めて振る舞っている感じもしました。
地下牢に入ってる理由も、ゼトに聞かれた時には答えてないのに、エフラムがリオンと会話をしたという事実を知ってから昔の話を伝えて実質教えているし(ここは多分エフラムの言葉のニュアンスにまだリオンへの友達としての愛情があって、それがノールさんに伝わったのではないかなと思ってます)。
なんとなく、ノールさんとリオンの関係を聞いていたので、リオンと戦う時にはノールさんに倒させようと思っていたんですけど、双聖器のくだりみて気が変わりました。
ノールさんの理解として、わずかに残っている元のリオンが、エフラムに倒されることを望んで武器を破壊しなかったということになってそうなので、ノールさんは多分自らリオンに手を下すことはしないでしょう。
とりあえず、デュッセルさんとの支援会話を読むようにという話だったので、これから解放していくぞ(あれ、仲間になってるのかな、これ? 勝手に、15章始めで私も共に戦いますと出てくる想定だったけど、まだ確認してないのです……)
◯ケセルダさん(15章入りの内容を含む)
ちらっと出てきた時から思っていたのですが、この人、カッコ良すぎでは???
ケセルダさんと、あとグレンの顔グラが好きです。ヨシュアさんと関わりがありそうなので、出撃させて15章を遊ぶ予定。説得は……多分できないだろうな。戦闘会話を楽しむぞ!
◯セライナさん
普通に倒したくなかったんだが〜。
数回話しかけるとか、複数人の関係あるキャラで話しかけるみたいな特殊条件で仲間になるのかなと思い色々試したけれど、どうにもならなかったので諦めました(デュッセル、ナターシャ、クーガー、エフラムで取り囲んだ)。
これで味方にできるキャラだったら泣いてしまう。
変わってしまったと知ってもどうにもならないほど、陛下に救われた方なんだろうな。これだから騎士は……好き……。
デュッセルさんがエフラムに説得されて陛下を諌めるために戦っているのも、もしかしたらセライナさんの決断に影響を与えたのかもしれないなと思います。
変わられた陛下を諌める立派な騎士が既にいるから、セライナさんはセライナさんの忠誠を貫いたのではないでしょうか。悲しい。
◯ヒーニアス
典型的なツンデレじゃん。エフラムのこと好きすぎるでしょ。これで年上なのたまらんな。
◯最後に
ゼトエイを知りたいのに、エフラム編にしてしまったので成分が足りません。
はやくエイリーク編を遊びたい。あと、なんでエフラムとゼトは本編であんなに会話するのに支援会話ないんだ😂
聖魔楽しい。
#聖魔の光石
畳む