ののはなメモ帳

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スタリラ:珠緒先輩と塁ちゃんの話 #スタァライト
※秋風塁と巴珠緒のカップリングに萌えている人間が書いてます。

スタリラがサ終すると聴いたので、サービス開始直後に遊んだきりだったストーリーを読もうと始めたら、すっかりハマってしまいました。
アニメ展開のスタァライトが、人生の中でも指折りで見返している大好きな作品なのに、なぜスタリラのストーリーに触れてなかったのか……。もうね、後悔してます。

スタリラのストーリーを読んで、スタリラでしかあまり展開されていない学校の子を知っていくうちに、私が魅了されたのは凛明館の子達の、落ち目にある学校の中で凛と輝くキラめき。
特に、アルカナアルカディアの巴珠緒先輩と秋風塁ちゃんのレヴューに胸をうたれました。
そんなわけで、もう抑えきれないほど膨らんでしまったこの感情をどうにか昇華しようと、こうして言葉を紡いでいます。



この2人の関係で特に好きなのが、塁ちゃんの好意がゆっこや他の子にもバレバレな程にわかりやすいのに、珠緒先輩があくまでも「可愛い後輩」というスタンスで塁ちゃんに接し続けるところです。

塁ちゃんの好意が珠緒先輩に正しく伝わっていないのではないかなあと思うほど、珠緒先輩が塁ちゃんのことを「慕ってくれてる可愛い後輩」と思い続けているの本当に好き。

「名門、落つ」で「一緒に創る舞台もないのに塁ちゃんの時間を奪うのは……」と言って遠ざける姿や、ゲームのロード中に挟まれる小エピソードで、塁ちゃんを落ち着かせようとして逆効果になっている珠緒先輩の姿よ。
塁ちゃんの好意が恋愛であると自覚的だと、多分こうはならないですよ。

それなのに、珠緒先輩って塁ちゃんは自分についてきてくれるものだと、どこかで固く信じているんですよね。

例えば「名門、落つ」では、巻き込めないと言って自分から遠ざけておきながら、塁ちゃんが覚悟を決めてゲリラライブに飛び込んできた時には「塁ちゃん──来なさい!」と言って呼んでいるし、飛び込みの塁ちゃんの分まで想定した台本を用意させてる(ゆっこちゃんも塁ちゃんの飛び込み信じてていいですねえ)。

救済と新生のレヴューでも、塁ちゃんが刃を向けてきて、「覚悟を決めたんです」と言った時に「塁ちゃんも、凛明館演劇科再興のために命をかける覚悟を?」と、塁ちゃんが自分と同じ覚悟を決めた可能性を最初に考えている(これもゆっこちゃんと塁ちゃんのレヴュー含め最高ですよねえ……)。

もうね、救済と新生のレヴューの珠緒先輩って、甘さを捨てて向いてないことをして無理している状態なのに、それでも塁ちゃんが自分を好いてくれているという感情には疑いがないんだなって。

塁ちゃんが後輩として向けてくる好意には自覚的なのに、恋愛感情に対しては疎い先輩の振る舞い。無自覚に塁ちゃんからの行為に甘えている珠緒先輩。好きすぎる。

そして、塁ちゃんも。
塁ちゃんって口下手だから珠緒先輩に直接告白するようなことはできてないけど、多分自分が告白したときに珠緒先輩が断って関係が終わるなんて未来は全く考えてないんですよね。

珠緒先輩との関係がずっと続くと信じているから、劇フェスで珠緒先輩に「あなたとは出る幕が違うから、いいわ」と(塁ちゃんの視点では)突然突き放された時も、傷つくより困惑が勝っている。
ゆっこにどういうわけか説明してもらっても「どうして言ってくれなかったの?」と甘えた発言をしている。

この2人、お互い、先輩後輩という立場で相手を慕ってるんですよね🥲(最高)

ここまで書いた通り、珠緒先輩と塁ちゃんがお互い相手を慕っているのは間違いないのですが、私が萌える……と言い始めたのは救済と新生のレヴューがきっかけです。

普段の2人の関係って、塁ちゃんが珠緒先輩に好意を向けて甘える関係が主なんです。

珠緒先輩は責任感が強く後輩を守ろうとする考え方が強い人だから、後輩に甘えることはしていない。

塁ちゃんも、珠緒先輩の背中を追いかけて、なんだかんだとその優しさに甘え続けている。
珠緒先輩ありきの姿をゆっこちゃんに指摘されるほど、塁ちゃんって舞台少女としても珠緒先輩に甘えているんですよね(創造と犠牲のレヴューでやっと塁ちゃんは単独で舞台少女秋風塁になった解釈)。

それで、そんな二人の甘えの関係が反転するのが、救済と新生のレヴューだと思うんですよ。
塁ちゃんは珠緒先輩に甘えるのではなく、珠緒先輩をたたき直すために刃を向け、珠緒先輩は塁ちゃんが刃を向けたことに驚きながらも、最初は自分の決めた『死神』を演じきるのだと言って、塁ちゃんの言う魅力的な「珠緒先輩」に耳を貸そうとしない。

でも、対峙する中で、珠緒先輩は塁ちゃんが先輩のことが大好きで、大好きだからこそ向かい合っている事実をだんだん受け入れるんですよね。
塁ちゃんが珠緒先輩を思うまっすぐな言葉、いつもの珠緒先輩が魅力的だと言って、本来の舞台少女巴珠緒の演技が見たいという説得に揺らぎ始めるんです。
そんなまっすぐな後輩からの言葉に、おそらく初めて、珠緒先輩は塁ちゃんに甘えた。
「演じられると思う?私に」

もうね、この場面何度見ても最高です。
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そして、塁ちゃんに甘えた珠緒先輩は、一度だけ彼女を後輩の塁ちゃんとしてではなく、対等な舞台少女として扱うんですよね。
この瞬間、珠緒先輩にはたぶん今までなかった感情が芽生えています。

そして、元々仲のいい先輩後輩だったけど、自分の道を照らしてくれた塁ちゃんという存在に向ける思いが一層特別になるんじゃないかなと思うんです。

そんなことを考えていたら、卒業などで塁ちゃんと離れるタイミングかな。
追いかけて慕ってくれる塁ちゃんから離れる寂しさに耐えられなくなって、
「あのね、塁ちゃん。私、塁ちゃんから離れるのが耐えがたくなってしまったみたい」
なんて困ったような照れたような笑顔で伝える珠緒先輩がいるんじゃないかと妄想が膨らんでしまい……。

気づけば、珠緒先輩と塁ちゃんのカップリング作品を求めてインターネットの海に旅立っていました。

塁ちゃん、私の脳内の珠緒先輩があなたのこと好きすぎるよどうしよう。

そんなこんなで、最近は気づけばこの二人のことをよく考えています。
サ終前に二人と出会えて、凛明館のみんなと出会えて、本当に良かった。

ゆっこちゃんも、文ちゃんも、いちえちゃんも大好きです。

あと、薫子ちゃんと双葉ちゃんと珠緒先輩と塁ちゃんのイベストもとてもよかったです。

長々お付き合いくださりありがとうございました!
3000字近く書いてて自分が怖い。

出会いが間に合って本当に良かった。
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