ののはなメモ帳

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〇〇じゃないから安心して

って難しい言い回しだなあと思います。

どうして急にこんなこと言い始めたかというと、私は最近観測者に徹している乙女ゲーム畑がちょっと荒れていたからです。

荒れている理由が、「乙女ゲームじゃないから安心して」という布教文章に対するお気持ち表明なんですよね。

たしかに、不特定多数に向けた布教分で「乙女ゲームじゃないから安心して」と言われると、乙女ゲームはマイナス要素扱いされているみたいで気になる気持ちはわかるんですよ。
私も乙女ゲーム好きなので。

乙女ゲームに限らず、この言い回しって確かに不特定多数に向けると、特定要素をマイナスに扱って見下す文脈になってしまう。

ただ、この問題で難しいなと思ったのが、布教するときに、相手が〇〇って要素苦手だと知っていて、その懸念がありそうな作品(実際はない)を勧める時に私もよく使う言い回しなんですよね。

それで、相手が苦手と知った上で同じ言い回しをした時に、〇〇をマイナスとする文脈が乗っかってくるかというと、確かに乗っかってるんですけど、それって相手がマイナスだと思っていることを知っているから、相手のマイナスに布教文を合わせているだけなんですよ。

遠回りな言い回しになってしまった。
要するに、言葉の受け取り手がその要素を苦手という前提に立った時の「〇〇じゃないから安心して」は、〇〇を見下す文脈ではないんですよね。

じゃあ、Twitterのぷち炎上文をどう捉えるかと考えた時がまた難しい。

もしかしたら仲良しフォロワさんに遊んでもらいたくて、その方への空リプのつもりで想定して書いたものが広まっちゃっただけかもしれない。
それで、外からわいのわいの燃えちゃうと、発信された方も災難だと思ってしまうのです。

んーー、オープン発信するなら気をつけなさいと言われたらその通りなんだけど。

あと、この問題を拡大していくと、同人誌の注意書き問題にも繋がってくるので、こちらも気をつけようと思いました。

例えば、〇〇注意。
ネタバレなら、見たくない人がいる前提が広く共有されているのでいいかなと思う(これも個人の感覚なんですかねえ……)んですけど、例えば「現パロ注意」みたいな書き方すると、多分、「〇〇じゃないから安心して」と同じように、現パロを見下した文脈を含むように受け取る方がいてもおかしくないよなあと。
実際、注意喚起の対象として捉えているわけですし。

私は、ネタバレ以外は基本「〇〇要素あり」「〇〇前提」と表現するようにしているけど「〇〇注意」を使っていないとは自信をもって言い切れない程度の気をつけ方だったんですよね。

これからはもう少し気を引き締めて気をつけないとなあ。