ののはなメモ帳

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lkyt 各ルート真エンドのネタバレ含所感

バドエン、ハピエンで分類する(メリバはあえて分類に含めないでおきます)なら……
長流様:バドエン
ヤエルさん:ハピエン
按護様:ハピエン
永羽様:ハピエン
と思って書いてます。

◯長流様
<全体>
長流様がとにかく可愛かった。
私は、真面目で口下手でちょっと天然入ってる男が大好きなんです。
黒髪のやや着痩せする強い剣士が好きなんです。
長流様、全てを持ってます。

与に年上の威厳を見せようとしてるけど、大体受け売りなところが大好き。
いかにも経験ありそうな振る舞いしてるけど、元服の時に一度きりだろうところがこの上なく愛おしい。
皇子としての振る舞いをするために努力を惜しまないところも、仲間が傷つくことに心を痛める優しい心根も、全部好き。
クールに見えて熱い男なんです、長流様は。
あと、価値観がフラットなので目覚めるとすごいタイプのえっちなお兄さんでした。

もっと書きたいことあるけど、長くなりすぎるのでこの辺で。

<Hシーン>
長流様の喘ぎ声好きすぎた。
あと、初夜のスチルに涙を描いて下さった絵師様に拍手を贈ります。ありがとうございます。その涙で私の命が救われました。
ご褒美騎乗位セの慣れないのに奉仕してる感じもラブすぎるし、香油出したときに与が喜ぶと信じて疑ってないの可愛すぎる。これを見た時、私はまだlkytが鬱ゲーだと知らなかった(冥府戦生き抜いた時点で、このままハピエンで終わるものと、信じていたのに……)

<ラスト>
初見だったので、冥府の戦でお守り弾けたのが長流様の死だと思って泣きました。そうしたら、生きていてご褒美セもあり、私はこれはハピエンだー!と幸せな気持ちで宴会シーンを読んでました。

そうしたら不穏な空気がして、長流様の、首が、飛んだ。

え、なんで? どうして? これ鬱ゲーか(ここで気づく)。
鬱ゲーだと思ってない時に冗談で
「長流様はバドエンなら与を守って一人死に、ハピエンなら与と心中するタイプの男かな〜」
なんて思ってたら、冗談じゃすまなかった(私のハピエンへの信頼値の低さは鬱ゲーだと名高いとある乙女ゲーのせいです)。

話を戻しまして。
最後、与を殺したくないvs国を守りたいの葛藤が辛すぎて、辛すぎて。声優さんの演技も最高すぎて余計に感極まってしまいました。
与を守りたくて、自分だけが生き残る道を捨てて死んだ長流様が、与を殺しにいかなきゃいけないの辛すぎます。

私、このゲームは長流様だけがバッドエンドだと思ってるんですけど、それは長流様に与えられた救いがなかった(生きていても得られるものだった)からです。
長流様は、与というかけがえのない伴侶を得られて幸せな人生だったと思うんですけど、他の3人と違って与を殺して得た救いってないんですよ。国を守れただけ。
でもそれって、与との精神的なつながりに何も関係がないんです。与と長流はもう二人で「国を守る」って偉業を遂げていて、それで生還してたんです。
そのまま生きる未来があったら、二人は既に成熟した関係で互いを愛し愛され幸福な日々を過ごせていたんです。
それが分かりきっている状態で、互いに死に、蘇生したと思えば地獄の二択しか残されなかったの苦しすぎる。

長流様ルートの話が長すぎる。この辺りで切り上げます。今でも思い出すだけで泣ける。

<余談>
スタッフコメントで、長流様の声優さんが、長流様はかわいいって言ってるの、首がもげるほど頷きました。

◯ヤエルさん
<全体>
姫の液体を飲んで、呪力を覚醒させたヤエルさん(多分)、もし健康な按護さんと闘う機会があったら勝てるほどの実力の持ち主だったのでは?と、本当にふと思ってしまいました。
ヤエルさんの心の中に素直な子供がいるの最高ですね。チビなんて可愛くないって言ってて好かれるタイプの人なんだな、ヤエルさんは。

<Hシーン>
誰ですか、こんなえっちな行為ばかり書いて下さったシナリオライターさん……ありがとうございます。
ヤエルさんの牌、私も揉みたいよ。
冗談じゃない冗談はさておき、ヤエルさんの寝起きに襲われる与ちゃのシーン、あまりにもえっちすぎて変な声でそうだった。お預け焦らしプレイ大好き……。

<ラストシーン>
ヤエルさんは明確な救いを得たなと私は思いました。
多分ヤエルさんって性格的に冥府の戦いの後平和な日々が訪れたとしても、与との関係ってそんなに縮まらないと思うんですよね。なんなら、他ルートのそれからで語られたように、ふらりと別のところに行ってしまいそうな節がある。
だから、閉ざしていた心を開く機会を得られたのは、あそこで与を殺したからなんだと、私は思います。

祖国に帰る場所もなく、ただ暇を潰すような人生を送ってきたヤエルさんにとって、なぜか自分に懐く与って物好きで鬱陶しいけど、なんだかんだで可愛かったんじゃないかと思うんですよ。結魂できたのが何よりの証拠ですね。
そんな与に対して、ヤエルさんって最後の最後まで一歩壁を作っていたんですよね。それが完全に取れた瞬間が、与の二度目の死だった。最後に自分の本当の名前を話したってことは、多分、ヤエルさんはずっとどこかで自分の本当の名前を教えられる存在を求めていたってことでもあると思うんです。
最後の与の「約束をしましょう」って言葉。安心して身を寄せられる場所なく生きてきたヤエルさんにとっては、この上ない救いの言葉だったと、私は信じています。


◯按護様
<全体>
按護様、自分を許してさしあげてください。
不器用な誠実さに私はメロメロでした。ゲームが違えば私が夢ワールドに落ちるタイプの男ですね。
スタッフの癖を感じたし、私の癖でもあった。

按護様は全体というか終盤に関して書きたいことが多すぎる。

<Hシーン>
最後、与に抱かれていた時どういう気持ちだったんですか、ねえ???ねえ?!
行為の後、甘酒飲んで与を気絶させたあたりで私は手をぶんぶん振り回して喜びました(喜ばないでください)。
ちょっと、終盤のシーンへの想いから勢いが強くなってしまいましたが、相互ふぇらしてるやつあまりにエッチで困ってしまいました。
あと、与に触ることを許しておきながら、終わった後に
「瀧殿に合わせる顔がないな」
って言ってるの最高にかわいいですね。

<ラストシーン>
按護様は誰がなんと言おうとハッピーエンドです。ハッピーエンド以外何があるといいますか?(メリバ)

いやもう、Hシーンのところで触れてしまったけど、最後与に抱かれてる時どういう気持ちだったんですかね、この男。それを考えるだけで、ご飯を何杯もおかわりできます。

汀最強の男なのに、いつの間にか汀の熱意を失っていたあたりにもビビッときてしまいました。
あんなに八重殿のことを引きずっているのに、色恋に疎い、八重殿を愛していたかもわからないって言ってるの、最高です。

与を殺した時、按護様はもう生きることを諦めてますよね(個人の見解です)。生きることを諦めて、与と死ねればいいのに自分から死ぬこともできなくて、愚かな男ですよ。

そして、与をもう一度殺す役目に対して、按護は躊躇って与を呼べないって永羽様が見抜いてるのよな。
あと、殺したはずの我が子が生きていたやつ。按護様、ただ実の子に痛い思いをさせてしまっただけ……。

拷問シーンの良さは語り始めると、多分1万字になるので(流石に盛った)、自重します。
(スタッフコメント:筆が乗りました……でしょうね)

ここからが本題なんですけど、按護様ルートは按護様にとってこの上ない幸せを掴んで終わったと思っています。
按護様って、とにかく生真面目だから過去に起こった傷を全部背負っているんですよね。そしてお優しい。
他人から見たら按護様がそこまで自責の念に駆られる必要ないよ!って思うようなことで自分を責め続けて、苦しんでいる。
按護様ルートの与は、そんな按護様の救済を願ってました。
でも、按護様は自分を慕っていると言ってくれた与まで手にかけて、さらに許される道を自ら絶っている。
要は、あのまま生きていても責め苦を味わうばかりで幸せな人生を掴めなかったのが按護様なんです。
そんな按護様がようやく責め苦から解放された瞬間が、与を殺した時なんですよね。
ずっと許せなかった自分自身を、自分のことを愛し、騙され殺された与が許してくれた。許すどころか、「だから、按護様もご自分のことを許してあげてください」(セリフ若干違うかもです)と言って、按護様を優しく抱き止めてくれた。
これを救いと呼ばなければ、他にどのような方法で按護様が苦しみから解放されたというのでしょうか。
控えめに言って最高です。ありがとうございます。

私は、按護様ルートがlkytの中で一番幸せな結末を迎えたと思っています。


◯永羽様
<全体>
他ルートの時も思っていたんですけど、永羽様おちゃめすぎませんか?
与ちゃんと抱けるのか一番不安だったんですけど、思ってたより遠慮なくて爆笑しました。
心をつなげるためには、与が遠慮をやめないといけないからね。

<Hシーン>
側位で足を絡ませているのは最高にえっちです。
なんか、想像以上に与ちゃが容赦なく永羽様抱いててよかった。舐めてたし……。
年上がよしよしして攻めちゃを受け入れる王道年下攻めを真っ当に味わえて大変楽しゅうございました。
永羽様の喘ぎ声気品にあふれたエロス。

<ラストシーン>
真仁が予想より遥かに狂ってて(嫌いではない)、思わず長流様ルートの「私があいつに声をかけていれば」みたいなやつ思い出して、「長流様、無駄でしたよ」と泣きました。
永羽様神々しかったですね。戦闘絵最高。

永羽様ルートも誰がなんと言おうとハピエンです。
使命のために心を分けた永羽様が、最後に与の元に留まることを選んだ時点で、永羽様は明確な幸せを与の中に見つけていると思うんですよね。
天子として人並みの幸せは享受できず、自分の心を二つにわけて生きてきた永羽様は、えっち中でもなんなく使いに返事できるほど徹底してたんですよ。
その永羽様が最後に天子としての役目を終えて、一人の存在として与と同じ場所に留まることを選んだの最高すぎます。
とてもハッピーな物語をありがとうございました。



〇最後に
lkyt本当に最高でした!ありがとうございました😭
人生でここまで自分の癖にマッチするゲームに出会えると思ってなかったので、本当に喜びを噛み締めています。

定価で買えばよかった(公式にお金を落としたいのだ)。

#Lkyt 畳む