ののはなメモ帳

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持つ者と、持たざる者
#ゼノギアス

ハマーの裏切りというショッキングな出来事から数日。
"普通"であることが取り柄だったハマーは、変わり果てた姿で私の前にあらわれた。

ハマーの人間らしさや愛嬌、抜け目のなさに愛着を抱いていた私は、当然その姿に衝撃を受けた(衝撃を受ける前に謎解きダンジョンを無限に彷徨っていました)。

ゼノギアス、アヴェ奪還編までは人の間にある優劣というよりも、共通敵ソラリスに挑んでいく話でメインが纏まっていたのだけれど、Disk1終盤になって、途端に力や能力を「持つ者と持たざる者」のような、思わず目を背けたくなる社会的生々しさのあるテーマを見せられてちょっと苦しいです。

あと、レマントッツォ(ビリーくんの愛機)の名前をようやくそれっぽく覚えた(答え合わせしたら間違えてたよ……)のに、マントがなくなってしまったのも寂しいです。

※脳内記憶は儚いブームで消え去ったマリトッツォと語感が混ざっている。
正解はレンマーツォでした(調べた)。

話を戻します。
ゼノギアスで描いている持つ者/持たざる者としては分類こんな感じでしょうか?

・<試練を強いる者>カレルレン様
・<持つ者>アニマの器 など
・<奪われた者>ラムサスさん
・<持たざる者>その他大勢、ハマー

エレメンツは持つ者だと思うけど、バッグボーンがラムサスさんに似ている可能性あるので、わざと書いてません。

そして、ラムサスさん。持っていたもの全部奪われてしまった人なんですよね……。本当に愛おしい。
ますます憎めなくなってしまった。

今の感情。天帝「カイン」のコピーで何もかも与えられるはずだったのに、フェイたんの存在あるから用済みぽいされたってこと?!
塵溜めで生まれたから、優しいけれども能力にとらわれて周りが見えなくなっちゃうってこと?!って感じです(混乱)

しかも作ったのがカレルレン様って……。
彼、ほんとうにラムサスさんに厳しい。

ミァンに心弄ばれているだけっぽいところまで含めて完璧です。隠れた場所でカレルレン様の野望(?)に従い彼を傷つけて、彼の傷ついた心を癒してあげるミァン……。

ラムサスさんは、持っていたのに奪われてしまった者なんだ。
そして、奪われたものを頑張って自力で取り返した自負があるから、ようやく得た安らぎに執着して、壊れてしまう。
なんて苦しい人なのでしょう。

ハマーの話をしようと書き始めたのに、このままではラムサス閣下の話になってしまう。

ハマーの話をします。
ソラリスの一件でそのうち敵として登場するであろうことは分かっていました。けれど、現れた敵がハマーだと認識した途端に私は画面を切りました。

私は、シチュエーション的な好き嫌いをせず、割となんでも見るタイプなんですけど、その中でちょっと苦手寄りなのが肉体改造なのです。
本来あるものから書き換えられてしまうことに、心がダメージを受けることが多い。
ウェルツ(?)みたいな敵が元は人間だと知った時もショッキングだったけど、愛着あるハマーだと苦しさ数倍増しです(カレルレン研究所の牢にいたやつとか大変でした……全員倒して苦しみを取り除いて立ち去ったよ)🥲

あの姿で、アニキーって呼びかけられるの、つらい。
それ以上に、戦闘中に自己改造で姿が変わっていくのグロすぎる。

ハマーは最後自爆してしまったけれど、果たして彼をこの手で倒してあげる手段はあるのでしょうか……。
できるなら、自爆前に倒したい。

「逃げた方が良さそうだ」で、ボス戦だから逃げれないよ!!と思いながら戦い続けたけど、攻撃自体は意外とどうにかなりそうなんですよね……。

難易度的には、エレメンツ戦の方がキツかった。そして、この感想すら、束の間の強さを得たハマーを蔑ろにする発言な気がして、申し訳なっています。

ごめんね、ハマー。
私にはどうすることもできないから、せめて、戦った証をあなたに残して終わりたい。

(一定ラインまでHP減ったら自爆する条件など)倒せる存在なのかわからないけど、ダメージ削りきる系の話なら、もう1,2試せそうなことがあるので、試してから次に進もうと思います。畳む