ののはなメモ帳

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リオンのことを考える(終章手前)

最後を見届ける前にぐるぐる考えたかったので、自分用に感想っぽい何かをまとめます。

テキスト1回読んで、こうかな?って感じで書いてるので、読み違えあるかもしれません。
そして、捏造思考がちょこちょこ挟まります。

20章をクリアして今までとリオンの印象が変わりました。
私は、リオンのことをずっと強さが足りなかった弱い人だと思いながら聖魔を進めていた。でも、それは違っていたかもしれません。

14章のノールさんの語りを聞いた時、私はリオンのことを、父の死を受け入れられず、皇帝になる現実も受け入れられず、すべてから逃げて、父を復活させるためだけに研究に打ち込んだのだと思っていました。
皇帝になろうとせずに、肉親を復活させようとした結果災禍を招いた、優しくあるための強さを持てなかった人だと思っていたんです。
実際、ノールさんがエフラムに語った内容だけで考えるなら、こういう認識になるはず……。

けれど、20章を進めて認識を改めました。
リオンは本質的には強い人ですね。ただ、自分のことを弱いと思い込んで、選択を狭めているだけなんだ。

一番印象的なのが、20章クリア後の回想場面。
父が亡くなる直前のリオンって、一見、父の死を受け入れられない子供のようにも見えるけど、よく読むと父が亡くなった直後に「聖石の封印を解いて儀式を行う」という「国を守るためにすべきこと」を考えて決断しているんですよ。
リオンが本当に弱くて何もできない人なら、この段階では父の死を嘆くばかりで、国を守るための動きを考えられないと思う。

だから、私はリオンが皇帝としての強さを持っていると思いました。

ただ、リオンの失敗は、自分に自信がないせいで、決断に対して意見を言おうとしてくれているノールさんの声を聞けなかったことにありますね、多分。

リオンは国のために動ける強さを、皇帝としての資質を持っているのに、その力をリオンが自覚していないから(父の死際に立ち合わせているのでおそらく一番の側近である)ノールさんの言葉を聞いてあげられなかった。

ノールさんの声が届いていたら、悲劇は起こらなかったのかもしれないと思うと、やりきれない感情になってしまう(泣)


それと、21章冒頭のエフラムとの回想場面でもリオンの強さが垣間見えるんですよね。

本編軸から1年半前の、多分エフラムがルネスに帰る場面だと思うんですけど、リオンはこの時点で「ルネスとグラドで戦争が起きて、戦わなきゃならなくなる」未来を想定している。

これって、多分この時点でリオンがグラドの滅びの未来を知っているからだと思うんですよ。
そうでないと、もしも戦争になったらという発想が突飛すぎる。

そして、「ルネスと戦争になる可能性」を考えられていることこそが、リオンの強さだと私は思います。
だって、この可能性って、グラドの滅びを知った後に国を守ろうと色々思考しないと出てこないと思うんですよ。

大好きな友人がいる国と争う可能性なんて、誰だって考えたくないでしょう。戦嫌いの平和主義なリオンは尚更その傾向が強いはず。戦争のことなんて本当は考えたくないはずなんです。
でも、リオンはグラドを襲う天災が国を滅ぼす可能性を知っているから、次期皇帝としてはその解決を考えなければいけない。
リオンが国を想い、思考を巡らせた証拠が、「ルネスと戦争になる可能性」に気づいていることにあるんだろうなと、私は思いました。

今際の父との会話で見つけた可能性を受け入れきっていないことはわかるけれど、それでもリオンが「皇帝」としての資質と強さ(と頭の良さ)を持っていなければ、友好国であるルネスと戦争になる可能性なんて考えませんよ〜。

書きながら考えていたら散らかってきたのでまとめると、20章でリオンは強い人だと思いましたという話です。

そして、リオンはエフラムたちに自分を止めて欲しい気持ちと、グラドの民を守らなければいけない気持ちで揺れている。
魔王に人格を奪われながらも、国を守るために儀式をするという選択だけは、リオンの皇帝としての決意だったと、私は思います。


よし、書き散らして満足したので終章遊んできます。

#聖魔の光石 畳む