感想メモ 2022/11/27 Sun 長流様 真エンド(他キャラも微触) 続きを読む今まで負の感情に目を向けてこなかったと長流様は言っていたけど、身に流れる血に虚のものが混ざっていると知った後の長流様は、負の感情を剣にのせて与にぶつけているんだよね……最高すぎて泣いてしまうよ私は、ヤエルさんも永羽様も按護様も、あの結末でしか掴めなかった"なにか"を得た中で、長流様だけは平和に続く日々の中で得られるものしか手に入れられなかったと思っていたけど、それは誤った認識だったのかもしれない。と、再読して思いました。 長流様の中には、皇子・長流と、与と過ごす中で育まれてきた長流がいて、永羽様ルートで永羽様が心を分けていたというように、長流様も自分の中の長流が分かれていたのではないかなと……。 あの最後があったから、長流様はそんな分かれかけていた二つの長流という存在をどちらも自分だと受け入れることができたのかもしれません。 思い返せば、初夜の後の長流様の切り替えがとても早かったんですよね。あんなに涙を浮かべ満ち足りた調子で抱かれておいて、さっさと服を着てしまう。 永羽様ほどではないにしろ、長流様も使命感で己を切り分けていたのではないかと感じられます。 与から逃げた長流様が、与に叫ぶ時、長流様は皇子・長流を呼び出していた。 与の綺麗な上半身と向き合っている時、長流様は気がつけば杖が与を突き刺していたと思うほどに、与と見つめあっていた。 この時に、長流様の中では自分で呼び出した皇子・長流と、与を愛おしむ長流が一つになっていたんじゃないかなって……なっていてほしいなと、私は思うわけです。 長流様は求められる使命のままに生きてきた"空虚な"長流様だけじゃない。与と過ごして育んできた長流様と一つになって、与と融合したんだと思うと、少しだけ心温まるものがあります。 多分、長流様が平和な世で王として生きる道だったら、長流様はどんどん公私を切り分けてしまっていたかもしれません。与のことを大事にするけど、王としての使命を優先してしまう場面も出てくるんじゃないかな。 だから、あの最後で長流様が得たものは今までの人生を全て含めた"長流"としての一つの幸せの形だと受け止めることにしました。 それでも、長流様に関しては生きて国を守る王になってほしかったな……。 1週目の時に泣きすぎて、最後に樹になるときの「ずっと一緒にいられます」、のやり取りを見逃していた(記憶から消えていた)のですが、これって与長にとっては得難き幸福でしたね。 長流様は護るべきものに裏切られても国を守り通した。与との願いを果たして、二人だけの幸せな時間を掴んだ。 長流様は与に2回目の死を与えたけど、同時に2人だけの幸せを掴んだのだと思うことで、今は精神を保ちます。王になってたらみんなの長流様、だったので……。 ぐだぐだと長く書いてしまいましたが、要するに長流様の真エンドにも少し救いを見つけられたよというお話でした。#Lkyt 畳む
今まで負の感情に目を向けてこなかったと長流様は言っていたけど、身に流れる血に虚のものが混ざっていると知った後の長流様は、負の感情を剣にのせて与にぶつけているんだよね……最高すぎて泣いてしまうよ
私は、ヤエルさんも永羽様も按護様も、あの結末でしか掴めなかった"なにか"を得た中で、長流様だけは平和に続く日々の中で得られるものしか手に入れられなかったと思っていたけど、それは誤った認識だったのかもしれない。と、再読して思いました。
長流様の中には、皇子・長流と、与と過ごす中で育まれてきた長流がいて、永羽様ルートで永羽様が心を分けていたというように、長流様も自分の中の長流が分かれていたのではないかなと……。
あの最後があったから、長流様はそんな分かれかけていた二つの長流という存在をどちらも自分だと受け入れることができたのかもしれません。
思い返せば、初夜の後の長流様の切り替えがとても早かったんですよね。あんなに涙を浮かべ満ち足りた調子で抱かれておいて、さっさと服を着てしまう。
永羽様ほどではないにしろ、長流様も使命感で己を切り分けていたのではないかと感じられます。
与から逃げた長流様が、与に叫ぶ時、長流様は皇子・長流を呼び出していた。
与の綺麗な上半身と向き合っている時、長流様は気がつけば杖が与を突き刺していたと思うほどに、与と見つめあっていた。
この時に、長流様の中では自分で呼び出した皇子・長流と、与を愛おしむ長流が一つになっていたんじゃないかなって……なっていてほしいなと、私は思うわけです。
長流様は求められる使命のままに生きてきた"空虚な"長流様だけじゃない。与と過ごして育んできた長流様と一つになって、与と融合したんだと思うと、少しだけ心温まるものがあります。
多分、長流様が平和な世で王として生きる道だったら、長流様はどんどん公私を切り分けてしまっていたかもしれません。与のことを大事にするけど、王としての使命を優先してしまう場面も出てくるんじゃないかな。
だから、あの最後で長流様が得たものは今までの人生を全て含めた"長流"としての一つの幸せの形だと受け止めることにしました。
それでも、長流様に関しては生きて国を守る王になってほしかったな……。
1週目の時に泣きすぎて、最後に樹になるときの「ずっと一緒にいられます」、のやり取りを見逃していた(記憶から消えていた)のですが、これって与長にとっては得難き幸福でしたね。
長流様は護るべきものに裏切られても国を守り通した。与との願いを果たして、二人だけの幸せな時間を掴んだ。
長流様は与に2回目の死を与えたけど、同時に2人だけの幸せを掴んだのだと思うことで、今は精神を保ちます。王になってたらみんなの長流様、だったので……。
ぐだぐだと長く書いてしまいましたが、要するに長流様の真エンドにも少し救いを見つけられたよというお話でした。
#Lkyt 畳む