ののはなメモ帳

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阿選

十二国記の2巻中盤です。
思考をまとめないと先を読めそうになかったので、阿選さん周辺について気がむくままに考えます。

だって、だって、泰麒と驍宗の関係が揺らいでるんだもん。蒿里って呼んでくれる大事な存在が……(泣)

1. 阿選は王位を奪おうとしたのか

阿選が多重人格者または、誰かに利用されてしまったのだと予想してます。

→追記:普通に読み違えていたのです。
阿選さんが国のこと思ってるけど、思うように動けないというトンデモ勘違いが発生してました。
後述4の情報なければ阿選の意志でだと思ってます、私も……。

阿選が王位を奪おうとした行動の中で確定している事柄は「泰麒に頭部から切り掛かったこと」「偽の白雉の脚を利用したこと」だけのはずです(少なくとも、2巻9章までの内容で私の見落としがなければ)。

人柄としては、部下の発言を見る限り、とてもではないけれど驍宗から王位を奪おうとするようには見えません。
さらに、9章終わりの阿選の「戴を守りたい」という発言も真実だと思うのです(場面的に嘘をつく理由がない)。


阿選が白雉の脚を使って、あまりにも自然に偽王として権威を奮い始めたのも真実です。
ただ、白雉の脚が偽だと知っていたかは確定事項じゃないと思ってます。

驍宗が消えた後に白雉の脚を切りにきたという発言がありましたが、切りにきた人自身が阿選ではない可能性があると思っているのであえて確定事項として考えていません。

阿選を唆した人が白雉の脚を切り阿選に本物と偽って渡して、李斎を追ってきた二官もまた、阿選を唆した人に脅されてそういう発言をする場合もあるかなと……多分ないけど。

泰麒が死んだら王も斃れるので、まあ事情はあれど阿選が王位を奪おうとしたのは確定事項かなと思います。


2.阿選は次王に選ばれたのか

あーーー(情緒が崩壊する音)。
気持ち的には嘘であって欲しいけれど、描写的に本当の可能性も十分にある思っています。

本当の可能性あるなと思っている理由が、ざっくり以下の4点にありますね。

①泰麒が阿選に何かを祈ってるように見えるという描写
②ロウサン(漢字が変換されず……)の発言の理屈が通っている点
③敵陣真っ只中に驍宗を連れてきてもらって対面したとしても、どうにもならない点
④9章終わりで阿選の言葉が王の願いとして通用する内容だった点

1と4の影響が個人的に大きかったです。

項梁は泰麒が民を思って行動していることも、そのために何か考えがあることも知っているわけで、その項梁に、泰麒が嘘をついているように見えない時があるというのは、だいぶ真実味を与えるなと思いました。

そして、阿選が戴の国民のことを思っているというところで、王の器があることも否定できなくなってしまった……。

いや、でも、驍宗王位復活がいいよ。驍宗と泰麒二人で国を救ってください(これは欲望)。



うーーん、続き読むのが怖いです。
読みます。
ずっと本を読んでいる。

余談ですが、2巻で自分には人望がないって言ってる驍宗さんを知ってしまい、ますます驍宗さんが好きになりました。

追記:
読み違いがひどいです。やりちゃんが阿選の勢力だと完全に勘違いして変な読み違いをしていました。4は阿選じゃない違う人の発言だ。なぜ勘違いをしたのやら。

#十二国記畳む