ののはなメモ帳

ブログ未満の内容たち

宵闇 (モーヴさんの短編小説)

 嫌な赤色だ。
 夕焼けを見るたびに、そう感じた。
 人格を歪められた主君の姿を思い出すからだ。主君の、純真な青の瞳が夕焼けの赤に染まった時、モーヴが騎士として仕えるヴェイルは失われていた。
 けれど、モーヴは「ヴェイル」に仕え続けた。
 本当にヴェイルの騎士であるのなら、小さな手を引き逃げ出すべきだったのかもしれない。人格を歪められた「ヴェイル」は嫌がるだろうが、それでもモーヴが仕える相手は違う存在なのだから。
 そうしなかったのは、家族という居場所を切り離せなかったからだ。
 イルシオンの教会に連れていかれてから、モーヴはいつも母と二人ぼっちだった。間も無く母が死んでからは一人ぼっちになった。
 認めたくはないが、モーヴは家族という繋がりに飢えていた。寂しい人間だという自覚はあった。
「四狗は家族」
 呪いの言葉を唱え、悩みに目を瞑り、ヴェイル様のためと言い訳をして戦う日々。暗闇の中で一筋の糸に縋りつくような生活。
 迷うたびに、ヴェイルが目覚めたばかりの頃を思った。
 
 思い返せば、ヴェイルが目覚めた日も、教会の小さな窓から夕陽が差し込んでいた。茜色に色づいた空間をいつものように掃除していた時、いつも寝たままの少女——モーヴが信仰する邪竜の娘だと言われている——が突如として起き上がった。
「あれ、みんなは。あなたは……?」
 見回すなり尋ねてきた少女を、モーヴは随分と冷静に眺めていた。こんなにも綺麗な少女が眠ったままでいる方がモーヴにとっては不思議なことだったのだ。
 初めて見た少女の瞳は、故郷フィレネを思い出すやわらかな空色をしていた。
「みんなとは、誰のことですか」
「私が眠る前に、ここにいた人たちよ」
 眠る前ということは、千年近くも前の人たちのことを指しているのだろう。
 流石にどう答えるべきか悩んでいると、ヴェイルは申し訳なさそうに俯いた。
「ごめんなさい、生きているはずがないってことはわかっているの」
「ヴェイル様はおよそ千年間ここで眠り続けていらしたと聞いております」
「千年……そうなのね」
 呟いたヴェイルの姿はどことなく孤独だった。
 孤独を残したまま、ヴェイルは表情だけを明るくして言った。
「ねえ、あなたの名前は?」
「モーヴです」
 寂しさを断ちきれずとも前を向く姿。その姿は、モーヴにはあまりに眩しすぎた。同時に、少女の孤独に自身の孤独を重ね合わせていた。
 それ以降、モーヴはヴェイルが望む限り傍にいた。孤独なヴェイルの話し相手として過ごした。
 友達になって欲しいと求められた時にはあまりの恐れ多さに断ってしまったが、それ以外の願いはなるべく応えながら過ごした。
 そして、一介の邪竜信徒でしかなかったモーヴはヴェイルの騎士となり、流されるまま四狗の一員に加わった。
 気づけば人々の敵となり槍を振っていた。
 
(やはり、ヴェイル様を置いては去れない)
 この感情も言い訳に過ぎないと心の片隅では理解していた。
 ひとりぼっちのヴェイル様の話し相手として仕えながら、孤独を埋めていたのはモーヴも同じだ。
 去れなかったのはヴェイルのためではない。去ったところで行く宛のない自分自身のためだ。
 
 迷いを断ち切れず、ヴェイルを置いては去れないと言い聞かせ、耐え忍んで過ごす日々。
 そんなモーヴに決断をさせたのは、皮肉にもモーヴが縋っていた糸——四狗に裏切られたことだった。
 ヴェイルの人格を歪める装置を手にしたセピアは、モーヴが戻ってから装着させるということに頷いた。けれども、神竜を足止めして戻った時には、ヴェイルの頭に邪悪な角の生えた道具が装着されていた。
 その瞬間、モーヴの中に裏切られたという感情が渦巻いた。ヴェイルの騎士であるというのに、たった一人仕える主君のことすら守ってやれない自分自身を情けなく思った。
 拳を握りしめた時、何度も戦ってきた相手である神竜の言葉を思い出した。
「私はヴェイルを助けたいのです」
 青と赤の混ざった瞳を持つ存在はモーヴと同じ思いを抱いていた。
 今、ヴェイルに必要なことはその意思を無視してまで四狗に留まりそばにいてやることではない。
 四狗に縋り続けていては、ヴェイルは孤独なまま救われない。
 ヴェイルは可哀想なまま、利用されて居なくなってしまうだろう。
 モーヴは意を決して、デスタン大教会にやってきた神竜に接触を試みた。
 敵だった己を信じてもらえるかはわからない。
 だが、ヴェイルを助けたいと真っ直ぐに願った神竜であれば、言葉を聞いてくれるかもしれないと思ったのだ。
 
 
「モーヴ、どうかしたの?」
 やわらかな声で呼ばれて振り返ると、目覚めた時と変わらないヴェイルの双眸が見上げていた。
「ヴェイル様。宿に戻られたのではなかったのですか」
「そのつもりだったけど、モーヴが悲しそうな顔で立っていたから」
 ヴェイルは腰に手を当てて軽く頬を膨らませた。用事があると偽り一人で感傷に浸っていたことを責めているつもりなのだろう。
 正直、怒られている気分にはならない。それどころか、瞳の色に救いを感じていた。
「ヴェイル様の瞳は、綺麗な色をしていますね」
「もう、誤魔化さないでよ」
「本当のことです。あなたの瞳を見ると、この青さを守れたことに安心するのです」
 偽りなき本心を飾らず言葉にすると、ヴェイルは恥ずかしそうに俯いた。
「さあモーヴ、行きましょう。綺麗な夕日があるうちに」
 二人が目指すのは、浮上したままとなっているグラドロンの地だ。
 茜を背に宿へ向かうヴェイルの背をモーヴは追うように歩いた。
 心の中で己の神に平和を感謝しながら、この先いつまで続くかわからない人生の中でいつか訪れる赦しを願い、前へ進んだ。

#エンゲージ 畳む
モーヴさん……

考察に見せかけた中身すっからかんの萌え語りです。
以下、ネタバレオンパレード。


①パンドロ支援C
モーヴさんは邪竜側の聖職者。
信仰自体はしていることがわかる。

②アイビー支援B
信仰対象に傾倒はしていない(信心深いわけではない)。


①と②からわかること
モーヴさんは邪竜への信仰が深いわけでもないが、邪竜教徒の聖職者をしている。

邪竜信仰の境界で育った孤児
→育ての場への恩返し的な義務感で聖職者になった?


③グリとセピアを倒す章
四狗のことを家族だと思っていた。
それをセピアには意外だと言われている。
認めたくないながらモーヴ自身が寂しい人間であることを自覚している。

④船での過去話
モーヴはヴェイルの騎士。

⑤フィレネが燃えた章
ヴェイルの人格を目の前で歪められても静観している

⑥イルシオン帰城後
足止めに行く前、ヴェイルの人格を歪める道具は自分が戻ってきてから使って欲しいと願っている。


③〜⑥からわかること
モーヴは主君が人格を歪められてもまっすぐにNoを言えないほど家族という愛情に飢えている。
モーヴは心を開いていても、閉ざしているように見られている場合がある。


⑦プロフィール
不眠不休の見張りが得意で催眠術は効かない。


総合的なモーヴさん像
→真面目な堅物リアリストだが、人からの推しには弱い。
また、困っている存在を放っておけない性格で、その性格も手伝ってか邪竜信仰の教会で聖職者をしながらも、心の底から邪竜を信じているわけではない。

最終章近くまで「ソンブル様」という表現をしていることから、傾倒してはいないが神として敬ってはいた模様(これすら聖職者としての義務感からきている感情の可能性あり)。
ヴェイルの友達にはなれないが、騎士にはなる。断る理由がなければ受け入れる性格。
さらに、理由があって断っていたこともしつこく押し続けて雰囲気も良ければ受け入れてくれる場合あり。何だかんだ押しに弱い。

mbti性格類型論での性格分類ならほぼ間違いなくISTJ。責任感の強いストイックな人。この手の人はルーチンワークも得意。

序盤は四狗として神竜側と敵対していたが、おそらくソラム戦の時点で既に迷いが生じていると思われる。
迷いながらも四狗の元を去らなかった理由は大きく3つあげられる。

1.ヴェイルの騎士としてそばを離れられない
2.家族愛に飢えているため四狗に反されてしまっている
3.邪竜側の聖職者としての立場から神竜に側に与することへ抵抗がある

特に2がネックになっていた。

最終的に寝返った理由としては、上記理由に対しての寝返る理由が生じていたことが大きいと推察。それぞれ次のように対応する

1.孤独なヴェイルを救いたい気持ち(モーヴは孤独の寂しさをよく理解している)
2.セピアがモーヴの頼みを聞かずにヴェイルに装置をつけたことによる身限りの感情発生(これがトリガー)
3.神竜の正体が血統的には邪竜だった

その他の特性として、モーヴは自分が孤児だったこともあり、孤独な子供に優しい。
自罰的で自分から幸せになりに行くこともできない。

誰かこの男を幸せにしてあげてください。
運命のcp会話は果たしてあるのか!


とここまで書いて思ったのだけど、モーヴさんのモヤモヤしながら四狗を抜け出せない感じも、不器用な決別になってしまった感じも、堅物なのに何だかんだと推しに弱いあたりも、完全に前ジャンルの推しと一致してしまっている。
そりゃ、ぶっ刺さるわけです。

#エンゲージ

畳む
リンデンとモーヴさんの支援会話感想。

私は、モーヴの可能性を見てしまった。
やはりあなたは押したら抱かせてくれるのですね。

……ありがとうございます。


ちなみにブシュロンとモーヴの話ばかりしていますが、cp的に今のところ好きかなって関係はほとんどディアマンドさんに偏ってます😌(笑)

ディアマンド×アイビー両片想いnot付き合うとか、アルフレッド×ディアマンドとか、あとcpじゃないけどスタルークとディアマンドの関係も好きですね。

ソルムの民の話が少ないのは、出撃枠不足で使えてなくて情報ほとんど得てないからです……。

#エンゲージ 畳む
リンデンと支援

ブシュロンと支援あるから、ちょっと、ゼルコバさんとの支援的にこれは、これはワンチャンあるぞ(何が?)って思ったんですけど、普通にベクトル違う支援ぽくて、ちょっとガックリしてしまった自分がいました……(私が邪なだけなので会話は何も悪くない)。

と、そう思っていたらモーヴさんとの支援が実験に協力するしないのあれだったので、一気にテンションがぶちあがってしまった。
よくない。よくない。鎮まれ私の煩悩って感じです。

今週はブシュロンさんの支援全部読む+リンデンとモーヴさんも支援Aまで読みたいな……。


関係ないけど、セイジのモーヴさんどうしたらいいですか?(どうもしなくていいよ)

あとこれも関係ないけど、ブシュロンに(全キャラの中でも初めて&初ブシュロンお料理で)クオリティSのご飯作ってもらいお弁当まで頂いてしまったので私はもうお料理アクティビティをできない……お弁当食べても食べずに話しかけてもブシュロンの初めてが失われてしまう😭(神竜様、食べないと痛みます)

オタクって怖いね。

#エンゲージ 畳む
ブシュロンをひたすらクラスチェンジさせた

表題の通りです。

ソードマスターのブシュロン。気のせいかもしれないけどちょっと肩幅狭くてかわいい。
20230128063844-admin.jpeg

槍の上級職。長身が際立つ。
202301280638441-admin.jpeg

ウォーリアー。初クラチェン時に体格が1個小さかったのと斧がAまでだったので選ばなかった兵種。初クラチェンであのセリフと共にこの衣装出されてたら多分今以上に帰ってきてなかったので危なかった(笑)
202301280638443-admin.jpeg

確か勇者系の兵種。上半身のビッグさが際立って良い。
202301280638444-admin.jpeg

アーマー。普通にかっこいいし、ステータス強そうだし、体格ビッグになってよい。
202301280638445-admin.jpeg

ドラゴン。カッコいいけど戦場で迷って帰って来れなさそう。
202301280638446-admin.jpeg

ベルセルク。肩のふさふさが好きです。
202301280638447-admin.jpeg

弓。隠密行動しようにも方向音痴なので向いてない気がする。ステータス的には戦えそうだが持ち味を活かせない印象。使ってないのでわかりませんが。
202301280638448-admin.jpeg

シーフ。これもブシュロン速さがあがるので意外とありな気もするけど、持ち味が死んでいる。君に短剣は似合わない(個人の意見です)。あと、単独行動したら道に迷うから隠密は向いてないよ。
202301280638449-admin.jpeg

マスターモンク。殴れるけど持ち味は死んでいる。魔力が終わってるので回復できない気がするよ。
2023012806384413-admin.jpeg


以下、もはや実戦に連れて行けない邪道ブシュロンさん。転職ミスとしか言いようがない。


マージ(下級職)。体格もHPもミニマムでかわいくなった。
2023012806384410-admin.jpeg

セイジ。遠目でも薄らとわかる腹筋の縦ラインに興奮したけど、目の錯覚かもしれない。なんか見た目も小柄な気がするね。
2023012806384412-admin.jpeg

ハイプリースト。ステータスさえ見なければ普通に教会にいそう。腰回りが最高で、これがボン、キュ、ボンかと言いたくなる見た目です。
2023012806384411-admin.jpeg


最後に前にやったセアダスさんの占い結果。
ウチのブシュロンとゼルコバさんは支援Aです。
2023012806384414-admin.jpeg


ひたすら気が狂ってるので恥ずかしくなったら非公開にしますね……。
それにしてもウォーリアーよ。

今日明日くらいで今度はエンゲージ姿を満喫したいです。

#エンゲージ 畳む
ブシュロンとゼルコバ支援C-A

読み終わった直後に1回「おや?」と思ってはいたのですが、あの、ダメでは?
ブシュロンさん絶対人を信じ過ぎて大変な目にあうよ。相手がゼルコバさんだったからよかったものを、見知らぬ仙人の秘薬なんて存在をあっさり信じて旅に出るなんて……。

と思ったあたりで自分の感情が怖くなったんですけど、やっぱりブシュロンさんは危ないと思う。

#エンゲージ 畳む
ラスボス戦のメンバー

■ソラネル
リュール ×マルス
クラン ×セリカ
フラン ×ミカヤ

クランとフランは意地でした……ノーマルでなければ育成諦めてるレベルで2人ともへたれてしまった。
リュールは途中から格闘orエンゲージでした。

■フィレネ
アルフレッド ×エーデルガルト
ブシュロン ×アイク
クロエ ×ルキナ

アルフレッドも意地だったんですけど、なんだかんだで守備伸びてくれてよかったです。

■ブロディア
ディアマンド ×ロイ
スタルーク ×リン

本当はスタルークの従者のピンクの髪の子を剣士枠にしたかったけど、へたれて断念しました。

■イルシオン
アイビー ×ベレト
カゲツ ×エイリーク
ゼルコバ ×カムイ

飛兵の計略女神の舞はつよい。
臣下たちはブシュロンのそばにいた。

■ソルム
セアダス ×シグルド

ソルムの子全然使えず申し訳ない……。
セアダスの歩数アップ最高。

■その他
ヴェイル ×チキ
モーヴ

リュールとヴェイルの同時エンゲージで竜の姿になる前のパパ倒したの熱かった。

#エンゲージ 畳む
FEエンゲージクリア後感想

無事に1周目クリアしました!
とても楽しかったです。

この先、支援会話と外伝以外はネタバレのオンパレードなのでクリア後の閲覧推奨です。


■ゲームシステム(戦闘面)
エンゲージの仕組みが最高すぎます。
エンゲージというからには従来の「結婚」で生まれる子世代的な楽しさを重視した感じなのでしょうか。

結婚といえば、好きキャラ同士の組合せを楽しむのもそうですけど、スキル継承などの関係から強い親の組合せを考えるという楽しさも当然あるわけです。
要するに、エンゲージの形式にしたことで、指輪の付け替えで簡単にお試し子世代みたいなことができて最高でした🌸

しかも、エンゲージという形で必殺技をわかりやすく用意したことで、使うタイミングにも悩みが生まれるんですよね(楽しい)!
マップにエンゲージカウントの回復の仕組みもあることで、このキャラはA地点でエンゲージ技回復させるから今必殺出してもOKみたいな、そういう考え方しながら遊べるのが最高でした!!

逆もまた然りで、敵がエンゲージしたら攻撃範囲がここだから、飛兵はちょっと遠くに言っててもらおうという、戦略の難しさもありよかったです。

11章の指輪全部奪われて、巻き戻し石も亡くなった状態は絶対難しいぞと思いました。
遊んだらそうでもなくて拍子抜けしてしまいましたが……。
原因は、システム慣れるの大変そうだからと甘えてノマクラで遊んでいたことなので、多分ルナティックとかならえげつないはず。
初見ハードにしておけばよかった😂

3すくみのブレイクシステムも最高でした。
壁を考えないとになって楽しいし、攻撃順の重要度が高い……!

戦闘システム面で唯一の不満をあげるなら、戦闘時のデフォルト選択先が「エンゲージ」になっていることですね。
戦闘を選びたい時の方が圧倒的に多いので、押し間違いが多くて……。
これは本当に強いて言えばという感じなので、戦闘面の満足度は5段階中文句なしの5です。


■ゲームシステム(戦闘以外)
ロード画面のドット絵がとてもかわいくて、ロード待ちのストレスが皆無でした!

ミニゲームは、アクション苦手な私にはちょっと難しかったです。特に筋肉体操……腕立て伏せイージーモードの記録3回です😌
拠点のアクティビティは風花よりもサボるデメリットが少ない印象。少なくともノマクラは、戦闘だけしたい人なら全スルーでも問題ないと思います(私も終盤ほとんど触れてないです)。
お弁当廃棄は心が痛かった。

お目覚め会話は笑いました。
途中でボタン押すと、起きてたんですね!みたいな差分になるの好きです。

指輪磨きも高度すぎますよ……。

…………まあ、楽しみましたけど。
追加コンテンツの三級長はそれぞれ磨けるからエフラムもいけるでしょって思ったら磨けないんですね。基準が謎。

訓練所の特別訓練で紋章士との絆深められるの、便利でよかったです(終盤まで気づかず、理由のないエンゲージ技発動をさせてしまった)。


■ストーリー
全体的にホビアニやネット小説系のノリを感じました(特に終盤)。

ジャンプ系でのコミカライズも決まっていることからも、若い男性層をメインターゲットに据えて開発したっぽい印象。
その割に寄り道要素にギャルゲー/乙女ゲーぽい要素が散らばっているので、従来ファンにも楽しんでもらおうという意気込みを感じます(指輪磨きとお目覚め会話要素はifのユニットお触りに近しいものを感じました)。

風花のストーリーと世界観の作り込みが好きで買うと、何このゲームってなりそうな印象です(私はどっちのノリも好きです)。

個人的には今まで遊んだ過去作の中で一番身内の死を雑に書かれたと感じてしまい、それが少し残念でした。
前半の死ではあそこまで取り乱さなくてよかったのでは?と思ってしまう。
再会後の死と対比させることで、リュールの成長を描きたかったんですかね。

話の主題に、絆と家族の2軸が据えられていそうなこともあり、なおさら前半で母の死を雑に消化されたことに引っかかってしまったけれど、それ以外はそんなに気にならないです。
あと、ムービーが多いのとモデルも綺麗なのでなんかゴリ押しで誤魔化されてる(笑)

個人の好みもあると思うので、メインターゲット層まで考えるなら正解系の一つだと思います。作り手の愛情は十分に感じました。
あと、聖戦の紋章士にシグルドが選ばれた理由も紋章士同士の立ち回りとか会話の見ていると納得感でした。パパ……!


各国の家族関係の描写の違いが好きです。
特に、ブロディアとイルシオンに拍手したい。

ブロディアで家族仲の良好さを描いた後に、イルシオンの邪竜によって壊れてしまった家族感持ってこられると胸が痛みますね。

戦闘の時、モリオン王は面影のない異形兵だったのに対して、ハイアシンス王は生前から違和感のない復元だったあたりもグッと掴まれました。

良好な家族関係だったブロディアは、異形になった父と最後の言葉を交わせない(でも、ディアマンドで撃破すると最後にカケラ程度戻った意識で短い言葉をくれるのでそれがまた良い)。

一方で、壊れてしまっていたイルシオンの家族はハイアシンス王の意識が戻っているので、ちゃんと会話できるんですよね(ごめんなさい、オルテンシアちゃんは会話見れてないです🥲)。
そして、アイビー王女は限りなく死ぬ直前の父に似た存在と会話して、最後に言いたかったことを伝えて、邪竜に魅入られすぎる前の優しかった父の言葉を聞けているんです。不幸の中の救いのように。

いやまあ、親子戦闘会話発生させてる時点で邪悪な感情が滲んでしまっているんですけど……。

オルテンシアが、父を失う悲しみを知っているからソルムで人の命を奪えないってあたりもよかったです。


■モーヴ
ここからモーヴさんの話です。
なんかもう、情報見た時から彼は好きだぞって身構えてたんですけど、最高でした。

モーヴさんが邪竜信仰したこと自体って何も間違いじゃないんですよね。
間違いじゃなくて、環境だったんです。邪竜そのものが悪なのではないと今回の話で散々語られてますし。

ひとりぼっちのヴェイル様から友達になって欲しいと言われ、友達にはなれないけど、騎士にならなってあげる男〜!(最高)
四狗の活動に迷いがありながらも、四狗と結んだ家族的な情とヴェイル様の心配からずるずると抜けられなくなっている状況〜!(最高)

モーヴさん、「四狗は家族」の言葉自体は否定してないし、なんなら戦闘会話で自分も寂しい人間だから絆されていたって言ってるんですよね。
だから、マロンを失うまで止められなかったとも。

居場所から抜け出すきっかけが得られずにいたんですよ、モーヴさんは。つらい。
ヴェイル様の騎士だから人格を歪められていてもヴェイル様のところから離れられなかったんですよ、LOVE。

しかも、一生マロンの死を引きずるんだなこういう男は。
支援は流石にネタバレ避けますが、リュールとの支援会話で耐えきれなくなりました。

個人的に萌えたポイントが、ソルムの城のマップで、モーヴさんの行動範囲に入った時動いてこなかったことです。
迷いの現れ……!となりテンション上がってしまいました。
私のテンションはあがりましたが、これは普通にノマクラだからの可能性もあります。あと他のネームド敵が動いてきたかをいちいち意識してないので……やはり認知バイアス。

リュールとの支援Aまで段階的にプロフ公開されるのですが、この人とても背が高くて指が太い、特技もこのーってなる内容なので、ぜひ支援を深めてプロフィールを見てください。お願いします。

後日談……消息、絶たないで。

■ブシュロン
支援会話で数名からセクハラ受けててかわいいので読んでください。
私もまだ全員とは読めてないんですけど、アルフレッド王子とカゲツのセクハラはとりわけ凄まじいです😂

あと、ゼルコバの支援。
貞操が心配になる。

我が軍のブシュロンは、アイビー王女よりアイビー王女の臣下を侍らせて、支援値をあげていた罪深い男です。

ブシュロン道歩きたい。
道に名前がつくのすごいな。


■戦績(今回はランキングがなかったのでセルフ確認)
1位:ブシュロン
アイクが仲間になってからというもの、アイクとエンゲージして敵地に放り込んでエンゲージ技で殲滅という外道プレイさせてました。スキル継承で守備+5もあげたので、アーマー並みに固かった(今回気づいたら主力からアーマーいなくなってましたが、何とかなったのも彼のおかげ)。
2位のリュールに20勝も差をつけての堂々の1位です……!ありがとうブシュロン。
ヴェイル戦でマルスのエンゲージ技にNo Damage で9連撃耐えたの最高にかっこよかった😂

2位:リュール
我らが神竜様。エンゲージビームは少年魂がくすぐられて楽しかったです。
クラスチェンジしてからエンゲージした時以外剣を握らず拳で戦う屈強な格闘マンになってました。

3位:スタルーク
リンとエンゲージさせたら最強。
遠くから飛行ボスを1撃KO(ただし復活の石で全快する)しててかっこよかったです。
個人予想だと3位はクロエだったんですけど、クロエちゃんに2勝差つけての3位でした(後半、クロエちゃんの力がへたれてて敵を削れなかったのが痛手だったかもしれません😌)。

1位がダントツで2-4位は混戦。4位と5位以降は開きがあるのでノーマルなのをいいことに特定キャラに頼りすぎたかもしれません。

ディアマンドとアイビーも結構活躍してくれた印象だったんですけど、意外と勝利数は少なかったです。好きフィルターかかってたかな。


■まとめ
FEエンゲージ最高のゲームでした。本当に楽しかった。
あとは明日以降に外伝を進め、残りは支援会話等を集めながらゆっくり遊びます。

ありがとうエンゲージ。
追加DLC楽しみに待ってます!!

#エンゲージ 畳む
現時点の特に好きな子

過去作傾向的に多分あと2,3章で終わりくらいのとこまで進みましたが、個人的に刺さった子たちをあげるなら、アイビー王女、ディアマンド王子、ブシュロンさん、モーヴさんかなって感じです😌

んー、概ね予想通りですね(なお支援会話を全然回収できてない&加入以降全く使ってない子が多数いるので、思わぬギャップに萌えて違うところで騒ぎ始める可能性はあります。とりあえず、セアダスさんは私服があっ……となり、気づいたら露出少ない服を買ってあげてましたね、パトロンです)。

アイビー王女、何かと誤解されがちなクール感が私の好みのキャラ造形で心掴まれてしまったよ。
まだAを読めてないのですが、従者との支援も中々良いです。
オルテンシアちゃんとの支援も読みたいんだけど、私が今回はオルテンシアちゃんを全く育ててないので次回以降かな😌

ディアマンド王子とブシュロンさんは釣り友の話とかその後の投稿に書いた気がするけど、まあ好きですね。
ちなみに、ここはうちの2大物理攻撃エースです。魔法エースがアイビー王女。
ブシュロン×アイクで敵地にポツンと放り込んでエンゲージ技使うの強すぎるんだ😂(多分ハードだと通用しないんだろうな〜)
あと、ブシュロンとスタルークは支援あって良かった(読んだ)。

モーヴさんは支援Cを読んだ瞬間に我慢できなくて、みんな大好きな綺麗な石?(アイテム名覚えてない)をあげて一気にAまで読んでしまったよ。
じわじわあげる方が過程の萌えもあって素敵だよなとは思うんだけど、C読んだ段階で最終章が近そうだったこともあり……。

今日中に1周目クリアしたかったけど、流石に疲れてきたので続きはまた明日にします!
2周目はハードクラシックかルナクラで遊ぶ予定💍(その前に原稿をします。その間に追加コンテンツも増えていることでしょう)

#エンゲージ 畳む
うちのブシュロン、アイビー様よりアイビー様の従者と支援進んでてめちゃくちゃ面白い。

あと、アイクとエンゲージさせてエンゲージ技振るう姿が最高です!!
#エンゲージ