ののはなメモ帳

ブログ未満の内容たち

ゼルセフェ
※暁2周目バレを含みます。

大好きなんですけど、セフェランさんの理解には重要である「歴史」をあまり拾いきれていない(理解しきれていない)ため語らないようにしてた二人。

……だったのですが、数ヶ月前くらいから素敵な供給をたくさん浴びていたら辛抱たまらなくなったので、ちょっとだけ書かせてください。

※暁の女神を遊んだ時の記憶が遠のいている(また遊びたい!)ので、ところどころ、テリコレ読み返したり、当時のメモ書きを読み返したり、かわき茶亭さんにお邪魔したりして記憶を補完しています。

※記述の都合上、明らかにエルランさんな時もセフェランさんで統一します。

◯新たな執着の先
セフェさんとの出会いは、ゼルさんにとって光だったのかなと思っています。

セフェさんと出会う前、ゼルさんの諦めばかりの人生の中で、心残りになる程夢中になれたものが師であるガウェインの剣技だったというのは個人的に大きなポイントだと思うんですよね。
ゼルギウスさんの師を超えるという目標には執着を感じます。

けれど、その剣技の学びが印付きであることによる成長の遅れで危ぶまれてしまった。
ゼルさんは「心残り」という言い方をしていた気がするけれど、孤独な人生の中で夢中になれたものを「失うだろうな」と諦め始めたタイミングでセフェさんに出会っているのが大好きです……!

ゼルギウスさんの闇多い人生の中で、セフェランさんとの出会いは数少ない救いで光だったと思うんですよね。
大事にしていた剣技の学びを失いそうになっていた時だから尚更。

さらにここで好きなのが、ゼルさんは印付きとしての人生を終わらせたくて、セフェさんを訪ねていたところです。

セフェさんと出会った瞬間のゼルさんは、闇の多い人生からの救済に期待を抱いてたんですよね。
そして、期待はあっけなく断たれてしまった。

また孤独かと諦めたタイミングで、孤独から解放される手立てが示されたら、それはもう、提案をのんでしまいますよね。

セネリオが初めて対等な存在として扱ってくれたアイクに惹かれたように、ミカヤが救って懐いてくれたサザを大切な家族にしたように、ゼルさんは初めて出会った「自分と似た存在」であるセフェさんの野望に加担すると決めた。

これを書きながら、野望の内容を聞くこともなく決めてしまうほど、印付きに居場所がないという事実に苦しくなっています。

ここから二人の時間の開始にわずかな時差があるのもまた良いですよね……。孤独を感じても、除隊した先に行き場があるって、ゼルさんにとっての希望すぎる。

個人的には、数ヵ月後(※1)にゼルさんが約束通り訪ねてきた時にセフェさんが驚いていると嬉しいな、なんて思います!

※1 ガウェイン失踪のタイミングでゼルさんが除隊してる気がするので、2周目の会話内容だと年単位だけど、実際は数ヶ月なのかなと思っています。

セフェさんは、希望が裏切られて苦しい想いをしてきた方なので、ゼルさんが来ると確信しながらも、来なかったら仕方ないという悲観的な考えで心の準備をしそうな印象です。


◯野望をいつ打ち明けたのか
二人は闇の中で互いの中に光を見ていたのだと思っています。
けれど、セフェさんの抱く野望は決して明るいものではなかった。一体、セフェさんはいつ野望をゼルさんに打ち明けたのでしょうか(原作orテリコレに書いている場合は、私が忘れ去っています)。

野望の内容をはぐらかして、打ち明けたのが遅いほど、セフェさんの中にはゼルさんへの負い目が育つのだなあ。
逆に、会ってすぐに野望を教えられるよりも、少し経って二人の信頼感が高まってから知った時の方が、ゼルさんは野望を受け入れて、セフェさんを信じると思うんですよね。

これから絆を育みましょうという時に野望の話をされても、協力方向に心が動くかわからない。ゼルさんも苦しい思いはしてきているので、あっさり協力する可能性も否定できないけど……!

やはり、626年(ガウェインの失踪)〜634年(グレイルさんが暴走)の間のどこかかしら(テリコレを眺めながら)。
回想の内容的に、グレイルが暴走した時には知っている気もするけど、セフェさんがゼルさんのそばで直接的な発言をしていないので、もう少し後の可能性もあるかもしれません(過去の私のメモを信じるなら、ゼルギウス視点が「セフェラン様の野望のためにメダリオンが必要だ」という認知だけでも場面が成立したはず……)。

流石に戦争を起こし始める前には知らないと協力できないので、644年までには知っていたのでしょう。

20年くらい幅がありますね。
セフェランさんは誠実な方だと思うので、流石に20年も黙ることはしない気がします(ただ、時の流れが違うので20年という歳月をどう認知するのかが気になるところ)。
1,2年くらいははぐらかしても良いかもしれないなと思います。

セフェランさんが何かに深く傷ついた様子を見せる時があるから、ゼルギウスさんは野望がそれに関連しているのだろうと推測しつつ、話してもらえないことを焦ったく思っている期間が欲しいのです(願望)。

「野望のことは、もう少しきみに私を伝えてから教えます」
と言われるたびに、少し落ち込むゼルさんが見たいし、それを言うたびに罪悪感を重ねるセフェさんも見たい。

と、このように散々書いておいてですが、セフェさんがゼルさんが身を寄せにきた直後に野望を打ち明けて、賛同できないなら離れても構いませんなスタンスを示しても好きです。

むしろ、セフェさんは誠実な方だし、行先を知りながらゼル将軍に協力させることに負い目を抱えていると思うので、先に打ちあけるのが、彼らしいかもしれません。

悩ましや。

◯二人の行き着く先
条件を満たすかどうかで終着点が違うの、好きです。

2周目以降のセフェランさん生存パターンは、野望を共にしておきながらゼルさんの後を追えなかった後悔が人生について回るんだなあと思ってしまいます。

苦しみや後悔の多い人生。セフェランさんの生の長さを思えば短い、とても短い期間共に過ごした男をいつまでも忘れられないの、とても好きです(泣)

物語内だけで考えた時に、私はセフェさんが望んだ死を得る展開も好きなんですけど、それをすると二人がどちらも救われないので、ゼルさんは案外セフェさん生存ルートの展開を喜ぶのではないかなあ。

ゼルさんがどうしてセフェさんに協力するのかという部分にも関わってきますが。
ゼルさんの忠誠を思うと、セフェさんの救いのための協力なのかなって。

これは憶測ですが、ゼルさんはセフェさんの得てきた苦しみを知って、自分を孤独から救ってくれた存在の癒すために野望に手を貸しているんじゃないかな。

ゼルさん自身は、闇多い人生でありつつ、ベオクとラグズに裁きをくだそうとするほど生を恨んでいたわけではない(諦めてはいた)ところがミソだと思うんですよね。

ゼルさん自身の人生の中に、人類への裁きをくだす理由がないのなら、それはセフェさんのためという動機になりませんか?

そして、セフェさんは全てに絶望して裁きをくだすのだと決断しているのだから、野望に加担するというのは、セフェさんを絶望から救うことに手を貸す行為。
つまり、ゼルさんは孤独を癒してくれたセフェさんを本当は救いたくて、救える手段が野望に手を貸すことだった……という妄想をしています。


んーー、思考をまとめながら思ったけれど、やはりとんでもない関係だ……。
遊び終わった後に書いてないのが不思議なくらい、好きで溢れていますね。


◯余談(ゼルセフェはそんなに関係ない)
偶然発掘したプレイ当時のローカルメモを見ても、結末部分をごちゃごちゃ考えていた気配があるんですけど、当時のメモは言語化を放棄しているので、私の心境がわからない(泣)(多分、アイセネと、ミカヤとサザと、神使親衛隊と、ペレアスさん周辺とその他もろもろで感情が忙しかったせいで、2周目お出し情報を受け止めきれなかったんだと思います)。

ついでに当時のメモ書き内容の話。
記憶からも抜けてしまっていたのですが、私は、1周目の途中までゼル将軍の忠誠がサナキ様にあると誤解していたようです。

セフェさんが大事にしている存在だから、ゼルさんもサナキ様のことは敬っているだろうし、わかる勘違いだな、と思ってしまった。
二人が主従だと知らない状況だと誤解に繋がる場面があったということなのかな。

特に場面はなかったけれど、妄想した可能性も高そうです。
サナキ様の従者近辺大好きなのです。
FEのペガサス兵種が好き&神使親衛隊への萌えが定期的にでてくる&サナキ様の護衛だ!と言って終章に神使親衛隊をいれた覚えがあります😂

最後に、ローカルのプレイメモにFEらしさ出てて好きなのがあったので載せて終わりにします。
私の敵対したセフェさんはやたら必殺を決めてきたらしい。

以下、プレイメモ。

エルランさんは、優しさゆえに人を滅ぼそうとしてしまった悲しい人なんだね……優しいから世界の厳しさに耐えられなかった……悲劇。

そして、優しいのに5%確率の必殺2回も的確に決めてくるエルラン(どうして!)。


#蒼炎暁 畳む
恵棟さんがとてもとても好きなの

戴国、驍宗様と泰麒のことを好きになるのはある意味で想定内だったので、可愛い可愛いしながらどうにか可愛がりムーブを耐えていたのですが、恵棟さんが想定外で我慢できません。



……何をもって耐えたとするかは、私の主観でしかありません。

恵棟さんの魅力に気づいたのは、白銀の1-2冊目の2周目を読んでいた時でした。
苦しがりながら読んでいた本の中で、私は心の癒しに気づきました。
そう、恵棟さんです。

何を言っているのか分からないと思われるかもしれませんが、すっかり沈んでしまい一縷の希望に縋るしかない戴の国で、恵棟さんは私の光でした。

最初は、阿選の麾下でありながら、泰麒に心をもって尽くす在り方に惹かれました。
泰麒や項梁に警戒されても、自分は阿選の麾下だから仕方ないと思い、それでも手を抜かずに尽くす直向きさ、働きが認められた時に素直に喜ぶ善良さが、愛おしくてたまらなくなりました。

阿選こそが王になるべきだったと、かつては心の底から信じていた恵棟さん。

主が謀反を起こした後も、直々に納得させられていたら許していただろうという感情を認めている恵棟さん。

その恵棟さんが、阿選が王になるのは認められないから暇が欲しい、主上(驍宗様)こそが王だという、その場面がいかに恵棟さんの良さを示したことか。
完全に贔屓目です。

彼はただの麾下ではなかった。
正しさに悩み、国のことを思い、そうして崇敬していた主君にとらわれていた感情を自ら断ち切ってみせた。

泰麒という絶対的な正しい存在に惹かれたというのはあるかもしれません。
けれど、かつて驍宗様が王位についた直後は、身贔屓で阿選様こそと思っていたその人が、6年の時を経て、自分で考えて道を選んだ事実がたまらなく愛おしい。

不遇な立場に置かれた時間が長くても、諦め半分で文句を言わなかった恵棟さん。
その状態でやっと貰えたお役目が、麒麟のお世話だった。
もう、天の巡り合わせに感謝するしかないです。

恵棟さんが、それでも阿選を慕っていた感情がかつてあったことまでは否定していないのもまた好きです。
目が曇っていたのかもしれない、憧れを押し付けたのかもしれないとは思っても、主だった人物に憧れた気持ちをなかったことにはしていない。

自分のしたことを無かったことと信じこんでしまう張良さんとは大違いです(私は、彼のこともマスコットキャラクターとして可愛がってます!)。

恵棟さんは文洲に派遣されるようなので、この先また活躍が待っていそうで私はワクワクしています。

恵棟さん、苦しい戴国の惨状で、私に光を見せてくれてありがとう。

#十二国記 畳む
4冊目に手を出した
#十二国記

驍宗様が、泰麒のことを思っているの、好きです(涙)

泰麒は元気だよ、戴の気質を確実に受け継いで、あなたのために行動していますよ、と教えてあげたい。
あまりにも強い意志で嘘をつくから、善良な恵棟さんが阿選が王になるなど耐えられないと言って城を立ち去ろうとするほどに、立派に務めを果たしております。
あの場面の恵棟さん、大好き。

驍宗様、再会したらびっくりするだろうな。
泰麒の御髪が短くなっているの。
大きく成長しているの。
麒麟らしくない計略を図り、主人を助けようとしているの。
麒麟の力は失ってしまったけれど、強かに、強かに生きていますよ。

3巻の話に戻ってしまうけど、蓬莱での出来事を泰麒がちゃんと背負っているの、そうだろうなとは思っていたけど、感情として明示されると苦しかったね。
そういう意味では、泰麒はとても苦しんでいます。
だから、はやく驍宗様の元気な姿を見せてあげてください。
泰麒を安心させてあげてください。

よろしくお願いします。

淮子
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嬉しいことがありました。
#十二国記

驍宗様、生きてた!生きてたよ〜!!!
空気も食糧も大丈夫なのかなと心配してたら、とてもとても幸せな形で驍宗様の命が繋がっていてニコニコしてしまった。

1,2巻読み返した時に、この川に籠を流すくだりがどこでも回収されてないなとは思っていたんですよ。でもまさか、轍囲の長さんのご子息様が続けている恩返しお供えが驍宗様の生命を繋ぐことに役立っていただなんて……!!

もしかしたら食べ物は驍宗様に送っているのかもしれないなと考えるまではしたけど、その場合は互いに認識できてる上でのやり取りだと思っていたの……。お互い知らずに恩を返し受け取っている展開、嬉しすぎる。

あと、お手玉のお供え物に対して、使用感があるから小さい子が入れてくれたんだなって、そんな細かいところまで観察して思ってくれる驍宗様が私は大好きです。

3巻読み終わっちゃって、あと1巻しかないよ……。読みたいような、もう少し長く楽しみたいような。
そう、希望が見えてきたので、物語の終わりが近づくことへの「惜しさ」が生まれています。畳む
#十二国記
Twitterが動かないからひたすら雑記で呻く人をしています。

んーんーーー、3巻だしそろそろ驍宗様の手がかりが進展するのではと読んでいるけど、半分くらい?読んでも進展なしか(3巻で武器がたくさんあるあたりまで進んだ)。

驍宗様は何処におられるのかしら。私の予想は、落盤で山の中から出られないです。でも、それだと酸欠とかで死んじゃうからあり得ないかな。わからないよ……。

でも、南はなくて東もなくて西もなくてだと、もう山の中しかなくない??とも思うわけです。

あとは北?だけど、北の大地でそれ以上北があるのだろうか。地図には道がない。


追記:
え、北にも道があるんですね!しかも、人が通った痕跡……!やっと驍宗様に会えますか??

更に追記:
行方不明の霜元さんだ!そして私の予想が李斎の推理とピッタンコ。
ここまで絞って出てきた推測なら、流石にあっている気がするのです。
でも、空気穴……大丈夫なのかな。白雉が落ちてないから生きているだろうけど、驍宗様瀕死かもしれない……。食糧も水も空気も乏しい洞窟の中だなんて……。畳む
正頼……

正頼、本当に良い人すぎるよ。
希望を見せながら絶望を与えられて感情が忙しいです。

項梁、無事に逃げてください。
そして援軍と驍宗様を率いて戻ってきてほしい。
#十二国記
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#十二国記

白銀2巻の苦しみ(2回目)を乗り越えました。
1回目の時にあまりちゃんと読めてなかったけど「いいな」と思ったのが、阿選さん麾下たちの複雑な心の動きですね。特に恵棟。よかったね、よかったね。
私は恵棟のような善良で真面目な方が好きなので、その魅力に気づけただけでも苦しんだ甲斐があるというものです。
サイトのリニューアルをしたい

12ヶ月契約をしているサーバの更新連絡が届き、サイトを開設してから1年が経過したのだなあとじみじみした本日。
私は最近理解していながら放置していたサイトの課題と向き合う事態に陥った。
というのも、リアルイベントを終えて以来、ブログ型の倉庫の更新が楽すぎて、こちらの静的サイトの更新が疎かになっているのだ。

知識の足りない私には、静的サイトの魅力はあまりあるほどある。
こんなページ作ってみたいを気楽に再現できるのは圧倒的に静的サイトだ。
ブログ型倉庫はベースの機能が多すぎて、ちょっとした理想を形にするのが難しい。

そろそろサイトをどうにかリニューアルしたいと頭を悩ませている。
私のサイトのこだわりは、小説ページの縦書き表示で9割が完成しているので、それさえブログ型サイトに載せられるならサイトを移せるのだけれど……。
Webデザインの知識が足りなくて、自作で縦書き機能を実装できない私には、ワードプレスでの横/縦切り替えなんて夢のまた夢なのです。
基本的にjs制御なので、カスタムjsに縦書き横書き切り替え足して、カスタムCSSに記述追加し、なんかそれ用のテンプレ作ればできるのかなあ。悩ましいです。
阿選

十二国記の2巻中盤です。
思考をまとめないと先を読めそうになかったので、阿選さん周辺について気がむくままに考えます。

だって、だって、泰麒と驍宗の関係が揺らいでるんだもん。蒿里って呼んでくれる大事な存在が……(泣)

1. 阿選は王位を奪おうとしたのか

阿選が多重人格者または、誰かに利用されてしまったのだと予想してます。

→追記:普通に読み違えていたのです。
阿選さんが国のこと思ってるけど、思うように動けないというトンデモ勘違いが発生してました。
他の情報なければ阿選の意志でだと思います。

阿選が王位を奪おうとした行動の中で確定している事柄は「泰麒に頭部から切り掛かったこと」「偽の白雉の脚を利用したこと」だけのはずです(少なくとも、2巻9章までの内容で私の見落としがなければ)。

人柄としては、部下の発言を見る限り、とてもではないけれど驍宗から王位を奪おうとするようには見えません。
さらに、9章終わりの阿選の「戴を守りたい」という発言も真実だと思うのです(場面的に嘘をつく理由がない)。


阿選が白雉の脚を使って、あまりにも自然に偽王として権威を奮い始めたのも真実です。
ただ、白雉の脚が偽だと知っていたかは確定事項じゃないと思ってます。

驍宗が消えた後に白雉の脚を切りにきたという発言がありましたが、切りにきた人自身が阿選ではない可能性があると思っているのであえて確定事項として考えていません。

阿選を唆した人が白雉の脚を切り阿選に本物と偽って渡して、李斎を追ってきた二官もまた、阿選を唆した人に脅されてそういう発言をする場合もあるかなと……多分ないけど。

泰麒が死んだら王も斃れるので、まあ事情はあれど阿選が王位を奪おうとしたのは確定事項かなと思います。


2.阿選は次王に選ばれたのか

あーーー(情緒が崩壊する音)。
気持ち的には嘘であって欲しいけれど、描写的に本当の可能性も十分にある思っています。

本当の可能性あるなと思っている理由が、ざっくり以下の4点にありますね。

①泰麒が阿選に何かを祈ってるように見えるという描写
②ロウサン(漢字が変換されず……)の発言の理屈が通っている点
③敵陣真っ只中に驍宗を連れてきてもらって対面したとしても、どうにもならない点
④9章終わりで阿選の言葉が王の願いとして通用する内容だった点

1と4の影響が個人的に大きかったです。

項梁は泰麒が民を思って行動していることも、そのために何か考えがあることも知っているわけで、その項梁に、泰麒が嘘をついているように見えない時があるというのは、だいぶ真実味を与えるなと思いました。

そして、阿選が戴の国民のことを思っているというところで、王の器があることも否定できなくなってしまった……。

いや、でも、驍宗王位復活がいいよ。驍宗と泰麒二人で国を救ってください(これは欲望)。



うーーん、続き読むのが怖いです。
読みます。
ずっと本を読んでいる。

余談ですが、2巻で自分には人望がないって言ってる驍宗さんを知ってしまい、ますます驍宗さんが好きになりました。

追記:
読み違いがひどいです。やりちゃんが阿選の勢力だと完全に勘違いして変な読み違いをしていました。4は阿選じゃない違う人の発言だ。なぜ勘違いをしたのやら。

#十二国記畳む
聖魔エフラム編のクリア感想


聖魔はお話が特にいいですね。
エフラム編しかまだ見れてないけど私好みの儚さが漂う作品で、最高すぎる。

他国の王同士の交友関係に対する崩壊。
友達としてリオンを討つ決意を固めるエフラム。
騎士としての忠義を果たした上で寝返る将軍と、最後まで身を捧げる将軍。
愛する妻のために国を裏切ってしまう騎士。
姫に恋をしてしまう騎士(支援会話を開放するのだ)。
物語を構成する要素要素にも好きがありすぎるんですよ〜、たまらん。

今は、途中で出てきた顔面爆イケなクーガーのお兄さんに全然会えなかったので、エイリーク編に出てくることを期待しているところです。


個人的に、ノールさんとリオンの戦闘会話がなかったのは残念すぎた(泣)
多分、リオンの一番の側近だよね、ノールさん。
いやでも、そもそもノールさんが「リオンはエフラムに倒されることを望んでいる」と解釈してるんだから、戦闘発生させるのが邪道と言われたらその通りです。

リオン、辛いなあ。
リオンがやったことって、その行動に移るまでの流れには問題があったけど、立場的には決して間違いだったって言い切れないんですよね。

エピローグでグラドの地揺れが描写されることで、「リオンが見た未来は当たっていた(皇帝として何かしらの行動は必要だった)」を裏づけてくるのが恐ろしすぎて、鳥肌立ちました。

ただね、リオンが皇帝としてルネスに頼る力を持っていればと考えずにはいられない気持ちもあります。

エフラムたちの父(ルネス王)の死は戦争がきっかけだから、戦後にエフラムがしたような動きをルネスができるかはわからないけど、少なくとも一回話し合う価値はあったと思うんですよね。

リオンの父が、ルネスに助けてもらおうとするリオンを嗜めて「民を救え」と言ったのも、リオンが皇帝としての責務を放って友人として隣国に頼ろうとした点がよくなかったからだと思うんですよ。それだと民のことを考えないただの甘えですからね。

聖石の封印を解くことのリスクって、ノールさんが何度もリオンを止めようとしていたあたりから判断すると、相当大きなものだと事前にわかっていたはず。

つまり、聖石の封印を解くのはいわゆる最終手段であるはずなのに、リオンがノールさんの声を聞けずに、他の手段を試す前に最終手段を使う決断をしてしまったというのが、聖魔で描かれる戦争の原因だなと思うわけです。
行動自体が間違ってたとは言えないけど、その行動に至るまでの流れはもっとあったよね……という、そういうやり切れなさが苦しい。

他の手段を試そうとしたところで同じ結末に行き着いたかもしれないけど、やっぱり、試して戦争をもたらしたのか、他の可能性を残したまま戦争をもたらしたのかって全然違うと思う。

そういう視点で考えるなら、リオンは弱かった。

リオンは皇帝としての資質を持っていたのに、最後まで無自覚だったんだよね。無自覚だから自分は弱くて何もできないと思い込み、悲劇をもたらしてしまった……。

結局のところ、リオンさんは皇帝となる資質のある強い人だけれど、同時に父の言葉に反してルネスに助けを求めにいける、そういう強さがなかった(リオンが憧れていたエフラムなら、多分親に何言われても助けを求めるアクションから始めそうなあたりに、何とも言えない感情が生まれてしまう)。

繰り返しますが、リオンの父が、ルネスに助けを求めようと考えたリオンを嗜めたのは、皇帝として正しい判断だったと思っています。
リオンが皇帝としての責務を放って友人に助けを求めるなら、立場的に諌めなければならないのは当然ですからね。

ほとんどリオンの話になってしまった。
あまりもの王族で支援つけたヒーニアスとラーチェルにまさかのペアエンがあって笑いました(無理やり明るく締める作戦)。

あと、ヨシュアさんって王子だったんですね?!驚き後日談ランキング個人的No1です。だからFEHで開花きたの??!(FEHはそこまで考えていない気もする)

ゼトエイがあまりにも最高だったので、エイリーク編でたくさん浴びたいな。
好きになるのは知っていました。


〇以下はストーリー関係なしのゲーム的な部分の感想

私の軍は、勇者ジストさんと司祭アスレイが強すぎました。

烈火もルセアさんが強かったし、GBAはもしかして光魔法が強いんですかね……?(封印は光魔法のキャラ育ててない&未クリアなので真偽不明です)。

個人的に、マップ戦闘のマス通ると強制発生になるのがちょっと面倒でした。
エコーズを思い出しましたね(セリカを動かしてるとアルムの方に敵が突っ込んできてすぐ戦闘発生してた記憶が……)。
おかげで、途中手槍が欲しいのにショップ行くのに戦闘しなきゃいけない事態に陥り、手槍、手槍と泣くハメに陥りました(疲れてしまって数日プレイをお休み)。

選んだ難易度もあるだろうけど、全体的に簡単めなマップが多かった印象です。
個人的には、ロストン聖教国の防衛マップが一番難しかったですね(出撃の並びが下手で、飛行だらけのところを弓兵に襲われて大変だったのです)。
それまで使ってなかったから、ミルラちゃんに弓特効効くの知らなかったんだよ。

お買い物が後からでもできるシステムはとても助かりました。
なんとなく、聖魔のフリーマップが覚醒に輸入されてる印象受けますね(ただし覚醒は戦闘強制発生しなかった記憶)。


聖魔とても面白かったです。
エイリーク編遊ぶ時はむずかしいにしようかなあ。

支援あまり読めてないけど、クーガとアスレイかわいい。
ノールとデュッセルの支援Aを解放してからエイリーク編に移ろうと思います(笑)

#聖魔の光石
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