lkyt.永羽様√以外ネタバレあり
これはとても長流様贔屓の感想ですが、長流様、全部のルートで幸せになれないじゃん……無理すぎるんだけど……なんなら真ルートよりバドエンの方が苦を味わってないよ……
長流様バッドエンド
むしろ真エンドより救いなのでは?
最後の最後に大事な友と最後に無事結魂して、大義のために命を散らしているので。
長流様真エンド
救いがない。長流様をいじめないでくれ……。
多分先に長流様以外のをみて雰囲気掴んでれば良かったんですけど、なんせ衝動買い。Lkytが鬱ゲー系のゲームだったなんて私は知りません。戦いが終わってご奉仕セしてラブラブが続くと思っていたんだ。
むしろ、冥府の戦いの長流様が呼びかけた時、長流様死んじゃったのかと思ったくらいだったので、もうね、心のダメージが……。
まだ永羽様を見れてないけど、他のルートはちゃんと救いを感じたのに、長流様に対する救いを私は見つけられませんでした。苦しい。
ヤエルバッドエンド
誰とも絆をはぐくめす、使命のために決死隊として冥府に攻め入り死んでしまった長流様。長流様バドエンと一緒とか思われるかもしれませんが、与にあの剥き出しの感情ぶつけてきたエピを消化する相手に出会えてない時点で長流様は幸せを掴めてません。
ヤエル真エンド
珍しく長流様に優しかった。
でも、長流様この後に兄を失うんだよなあ……。
按護様バッドエンド
長流様、悲願果たせないし兄も失うし何も良いことない。なぜ按護様のバッドエンドで長流様が不幸になるんだ、おかしい。
按護様ハッピーエンド
長流様、御前試合で倒すと決めてた尊敬する男が拷問で尊厳ボキボキされてるところ見せられてるの可哀想すぎませんか……。
私は同士討ちの場面ですら命を奪えなかった長流様の優しさを知っているので普通に泣きました。
按護様にとっては大変救いある話でしたね。
与と体をつなげた時、幸せそうな与を見て快楽を得ながらも、その後与を殺すことがずっと頭の中にあったのかな……と思うだけで、そのままでも最高なあのえちシーンの価値が膨れ上がる。
#Lkyt 畳む
これはとても長流様贔屓の感想ですが、長流様、全部のルートで幸せになれないじゃん……無理すぎるんだけど……なんなら真ルートよりバドエンの方が苦を味わってないよ……
長流様バッドエンド
むしろ真エンドより救いなのでは?
最後の最後に大事な友と最後に無事結魂して、大義のために命を散らしているので。
長流様真エンド
救いがない。長流様をいじめないでくれ……。
多分先に長流様以外のをみて雰囲気掴んでれば良かったんですけど、なんせ衝動買い。Lkytが鬱ゲー系のゲームだったなんて私は知りません。戦いが終わってご奉仕セしてラブラブが続くと思っていたんだ。
むしろ、冥府の戦いの長流様が呼びかけた時、長流様死んじゃったのかと思ったくらいだったので、もうね、心のダメージが……。
まだ永羽様を見れてないけど、他のルートはちゃんと救いを感じたのに、長流様に対する救いを私は見つけられませんでした。苦しい。
ヤエルバッドエンド
誰とも絆をはぐくめす、使命のために決死隊として冥府に攻め入り死んでしまった長流様。長流様バドエンと一緒とか思われるかもしれませんが、与にあの剥き出しの感情ぶつけてきたエピを消化する相手に出会えてない時点で長流様は幸せを掴めてません。
ヤエル真エンド
珍しく長流様に優しかった。
でも、長流様この後に兄を失うんだよなあ……。
按護様バッドエンド
長流様、悲願果たせないし兄も失うし何も良いことない。なぜ按護様のバッドエンドで長流様が不幸になるんだ、おかしい。
按護様ハッピーエンド
長流様、御前試合で倒すと決めてた尊敬する男が拷問で尊厳ボキボキされてるところ見せられてるの可哀想すぎませんか……。
私は同士討ちの場面ですら命を奪えなかった長流様の優しさを知っているので普通に泣きました。
按護様にとっては大変救いある話でしたね。
与と体をつなげた時、幸せそうな与を見て快楽を得ながらも、その後与を殺すことがずっと頭の中にあったのかな……と思うだけで、そのままでも最高なあのえちシーンの価値が膨れ上がる。
#Lkyt 畳む
長流様真ルート
わ、私に死ねと申すかこのストーリー
#Lkyt
半日経ってようやく落ち着いたので追記。
私、メリバとバドエン割とOKなのにすごくショックを受けてしまい何故だろうって思ったら、多分ハピエンの流れから唐突に落とされたからですね。
母体戦で与のお守りが弾けた時、てっきりその瞬間に長流様が死んでいて、その時の強烈な情報の流れ込みで与が正気に戻ったのだと思ったんです。
だから、片方を失ってそれでも生きていくみたいなオチはかなり覚悟してました。
でも、戦闘が終わったら長流様は生きていて、与にご奉仕(いやあ、えっちな兄さんじゃん)してくれて、
「よかった、これから二人は戦から解き放たれた幸せな生活が待っているんだ」
と、私はひどく安心したのです。
よかった、戦闘で一人死ぬか二人死ぬかの信頼できないハピエンするゲームじゃなかったんだ〜と(本当に全然事前情報を調べてなかった)。
そんな安心感の中で、後日談長めのお話なんだなあ。まあ、バドエンの流れも比較的丁寧に書いてくれてたしそういう方針のゲームなんだろうな。
と思って、呑気に読み進めていたら。
突然漂う不穏の気配。
その少し後には長流様の首が飛んでいた。
(え、なぜ、)
ここで、与がなんかいい感じに覚醒して世界皆殺し俺は長流の遺体を抱きしめ一人生き残るエンドなら、わたしはまだ、真ルートとしてそこまでショックを受けなかった。
けれど現実は残酷で……。
与が死に、虚の核にとりこまれた。
繰り返しますが、これでおしまいの世界破滅エンドなら、私はここまでショック受けてないです。
虚となった与を殺す任務を与えられたのは、あろうことか、死んだはずの長流様だった。
これが、辛かったんだ。
異形の姿として蘇生された長流様、真っ先に与が生きてるかを心配したんですよ。
与の命を。
その長流様にお兄さん永羽様、何を頼んだと思いますか?
与を殺すことですよ。
与の意識が残った虚を、死んでもう何も知らなくてよかったはずの長流を生き返らせ、殺せという。
無理……。
長流は"皇子だった長流"だと気づかれない異形に成り果てた姿で、"皇子の使命"として、最愛の人を。護りたくて護れなかった愛する与を今度は自分の手で殺さなければいけなくなってしまう。
書いてるだけで思い出して手が震える。
あとはもう、蘇生されたけど長持ちはしない長流と、与のラストシーンです。
最後、異形に成り果てた与が、すごく優しい声で長流様を追いかけてくるんですよね。
すごく優しい声で、与を殺したくないと泣く長流様に使命を思い出させるんですよ。
二人が命を賭して戦ったのは、汀の国を守るため。
長流様が覚悟を決めた時の与の優しい
「それでこそ長流様です」
の言い方ときたらそれはそれは……。
あんな二人の終わりはもう二度と見たくないけど、良ストーリーの良作でした、ええ。
そして明かされたlkytの意味。
これ、他の攻略キャラもこのノリなんですか……?(流石にしんどい)
おまけ:
まだ無垢な気持ちで?遊んでいたときに、私はこんな発言を残しています。
***
長流様
バドエンなら一人で主人公を戦地から遠ざけて死ぬタイプで、
ハピエンでも主人公と共に戦場の中で散るタイプ(心中エンド?!)
に見えるんですよね、怖いよ、大丈夫かな?(私の雰囲気鬱め作品に対するハピエンへの信頼度の低さは某乙女ゲーのせいなのでお許しください)
***
いやまて、どっちも心中エンドじゃん。
畳む
わ、私に死ねと申すかこのストーリー
#Lkyt
半日経ってようやく落ち着いたので追記。
私、メリバとバドエン割とOKなのにすごくショックを受けてしまい何故だろうって思ったら、多分ハピエンの流れから唐突に落とされたからですね。
母体戦で与のお守りが弾けた時、てっきりその瞬間に長流様が死んでいて、その時の強烈な情報の流れ込みで与が正気に戻ったのだと思ったんです。
だから、片方を失ってそれでも生きていくみたいなオチはかなり覚悟してました。
でも、戦闘が終わったら長流様は生きていて、与にご奉仕(いやあ、えっちな兄さんじゃん)してくれて、
「よかった、これから二人は戦から解き放たれた幸せな生活が待っているんだ」
と、私はひどく安心したのです。
よかった、戦闘で一人死ぬか二人死ぬかの信頼できないハピエンするゲームじゃなかったんだ〜と(本当に全然事前情報を調べてなかった)。
そんな安心感の中で、後日談長めのお話なんだなあ。まあ、バドエンの流れも比較的丁寧に書いてくれてたしそういう方針のゲームなんだろうな。
と思って、呑気に読み進めていたら。
突然漂う不穏の気配。
その少し後には長流様の首が飛んでいた。
(え、なぜ、)
ここで、与がなんかいい感じに覚醒して世界皆殺し俺は長流の遺体を抱きしめ一人生き残るエンドなら、わたしはまだ、真ルートとしてそこまでショックを受けなかった。
けれど現実は残酷で……。
与が死に、虚の核にとりこまれた。
繰り返しますが、これでおしまいの世界破滅エンドなら、私はここまでショック受けてないです。
虚となった与を殺す任務を与えられたのは、あろうことか、死んだはずの長流様だった。
これが、辛かったんだ。
異形の姿として蘇生された長流様、真っ先に与が生きてるかを心配したんですよ。
与の命を。
その長流様にお兄さん永羽様、何を頼んだと思いますか?
与を殺すことですよ。
与の意識が残った虚を、死んでもう何も知らなくてよかったはずの長流を生き返らせ、殺せという。
無理……。
長流は"皇子だった長流"だと気づかれない異形に成り果てた姿で、"皇子の使命"として、最愛の人を。護りたくて護れなかった愛する与を今度は自分の手で殺さなければいけなくなってしまう。
書いてるだけで思い出して手が震える。
あとはもう、蘇生されたけど長持ちはしない長流と、与のラストシーンです。
最後、異形に成り果てた与が、すごく優しい声で長流様を追いかけてくるんですよね。
すごく優しい声で、与を殺したくないと泣く長流様に使命を思い出させるんですよ。
二人が命を賭して戦ったのは、汀の国を守るため。
長流様が覚悟を決めた時の与の優しい
「それでこそ長流様です」
の言い方ときたらそれはそれは……。
あんな二人の終わりはもう二度と見たくないけど、良ストーリーの良作でした、ええ。
そして明かされたlkytの意味。
これ、他の攻略キャラもこのノリなんですか……?(流石にしんどい)
おまけ:
まだ無垢な気持ちで?遊んでいたときに、私はこんな発言を残しています。
***
長流様
バドエンなら一人で主人公を戦地から遠ざけて死ぬタイプで、
ハピエンでも主人公と共に戦場の中で散るタイプ(心中エンド?!)
に見えるんですよね、怖いよ、大丈夫かな?(私の雰囲気鬱め作品に対するハピエンへの信頼度の低さは某乙女ゲーのせいなのでお許しください)
***
いやまて、どっちも心中エンドじゃん。
畳む
長流ルートに入りました
いやもう、めちゃくちゃ可愛いんだけどなんだこの男は?!
結魂しようと言ってから与と心を通わせるためにすることが、酒を酌み交わし裸の付き合いなの何??最高ですか?ありがとうございます。
そして嫌味ない世間知らず。ポケ要素まで入っているの無敵すぎますよ。
「うむ」
をすぐボイス登録したくなる。長流「うむ」コレクション作りたい。声が入ると違和感ないけど、「うむ」って頷くの可愛いよね。
うむ。うむ。うむ。
でもなんか節々から感じる言動で、長流さんバドエンなら一人で主人公を戦地から遠ざけて死ぬタイプで、ハピエンでも主人公と共に戦場の中で散るタイプ(心中エンド?!)に見えるんですよね、怖いよ、大丈夫かな?(私の雰囲気鬱め作品に対するハピエンへの信頼度の低さは某乙女ゲーのせいなのでお許しください)
ちゃんと長流が生き残る道はありますか……?
話は変わるが、風呂の立ち絵ちゃんと毛が生えてて笑っちゃった😂ボブゲ初めてだからこう、なんか新鮮で……ふふ……。
まさか結魂する(心を許しあう)ために、与に抱かれようとするのか?
好みな男が主君の主従BL〜(この辺りで記録が途絶えているようだ)
#Lkyt 畳む
いやもう、めちゃくちゃ可愛いんだけどなんだこの男は?!
結魂しようと言ってから与と心を通わせるためにすることが、酒を酌み交わし裸の付き合いなの何??最高ですか?ありがとうございます。
そして嫌味ない世間知らず。ポケ要素まで入っているの無敵すぎますよ。
「うむ」
をすぐボイス登録したくなる。長流「うむ」コレクション作りたい。声が入ると違和感ないけど、「うむ」って頷くの可愛いよね。
うむ。うむ。うむ。
でもなんか節々から感じる言動で、長流さんバドエンなら一人で主人公を戦地から遠ざけて死ぬタイプで、ハピエンでも主人公と共に戦場の中で散るタイプ(心中エンド?!)に見えるんですよね、怖いよ、大丈夫かな?(私の雰囲気鬱め作品に対するハピエンへの信頼度の低さは某乙女ゲーのせいなのでお許しください)
ちゃんと長流が生き残る道はありますか……?
話は変わるが、風呂の立ち絵ちゃんと毛が生えてて笑っちゃった😂ボブゲ初めてだからこう、なんか新鮮で……ふふ……。
まさか結魂する(心を許しあう)ために、与に抱かれようとするのか?
好みな男が主君の主従BL〜(この辺りで記録が途絶えているようだ)
#Lkyt 畳む
長流が登場した〜OPあたりまで
白銀に輝く長刀
逞しい長身
艶やかな長い黒髪
「誰も死なせはしない。この私が来た以上は」
もう、長流様、登場シーンからめちゃくちゃカッコいいんだけど、普通に好きなんだけど、私このゲーム遊び続けて大丈夫かな。現実世界に帰れなくならない???
早く抱きたいばかり言っててすみませんでした。この人が乱れる姿見れるのめちゃくちゃ興奮する(おい)
ボイスの音量調整の時うっかりえっちな声の方も押しちゃったんだけど、破壊力強すぎて遊べるか不安になってきた(ありがとうございます)。
なんかこう、気分はシャちゃまと初えっちするときのスカくん(どういうこと?)(そういうことです)。
そして、按護さんいいね。いいね。
私こういう男の人大好き。
推しまくるのは長流さんだけど、シンプルに夢女するのは按護さんですね。
というか、こんな鬱々しい話で本当にえちするの?するんですか……??!
#Lkyt 畳む
白銀に輝く長刀
逞しい長身
艶やかな長い黒髪
「誰も死なせはしない。この私が来た以上は」
もう、長流様、登場シーンからめちゃくちゃカッコいいんだけど、普通に好きなんだけど、私このゲーム遊び続けて大丈夫かな。現実世界に帰れなくならない???
早く抱きたいばかり言っててすみませんでした。この人が乱れる姿見れるのめちゃくちゃ興奮する(おい)
ボイスの音量調整の時うっかりえっちな声の方も押しちゃったんだけど、破壊力強すぎて遊べるか不安になってきた(ありがとうございます)。
なんかこう、気分はシャちゃまと初えっちするときのスカくん(どういうこと?)(そういうことです)。
そして、按護さんいいね。いいね。
私こういう男の人大好き。
推しまくるのは長流さんだけど、シンプルに夢女するのは按護さんですね。
というか、こんな鬱々しい話で本当にえちするの?するんですか……??!
#Lkyt 畳む
はやく長流を抱きたい
色々あってまだ遊べてませんが、早くタケルを抱きたいです。
最近の私はずっとタケルを抱きたいと思いながら生きてます。
タケル変換で漢字が出てこないからユーザー辞書に登録しないと。
タケルの性格予想
禁欲系で主人公に押されるまま断りきれずに抱かれる、お兄さん(恥ずかしがり屋でえっち中に顔隠そうとするし声抑える)のイメージですが、年下よしよししながら抱かせてあげる普通にえっちなお兄さんでも萌えるし、何なら年齢制限ありのえっちなBLゲームなので後者の可能性もだいぶ高い気はしてる。
話はずれますが、真面目そうな顔に傷ある、他作品なら割と攻めをしてそうなお兄さんも気になってます。
とりあえずタケルを抱きたいです(疲れてるので同じことしか言わない)。
感想またここに垂れ流そうと思ってるけど年齢制限平気かな……まあいいか、ここ多分ほとんどアクセスないし。
#Lkyt畳む
色々あってまだ遊べてませんが、早くタケルを抱きたいです。
最近の私はずっとタケルを抱きたいと思いながら生きてます。
タケル変換で漢字が出てこないからユーザー辞書に登録しないと。
タケルの性格予想
禁欲系で主人公に押されるまま断りきれずに抱かれる、お兄さん(恥ずかしがり屋でえっち中に顔隠そうとするし声抑える)のイメージですが、年下よしよししながら抱かせてあげる普通にえっちなお兄さんでも萌えるし、何なら年齢制限ありのえっちなBLゲームなので後者の可能性もだいぶ高い気はしてる。
話はずれますが、真面目そうな顔に傷ある、他作品なら割と攻めをしてそうなお兄さんも気になってます。
とりあえずタケルを抱きたいです(疲れてるので同じことしか言わない)。
感想またここに垂れ流そうと思ってるけど年齢制限平気かな……まあいいか、ここ多分ほとんどアクセスないし。
#Lkyt畳む
スカシャナと雨(進む先を見失った結果やおい文だけが残った)
鏡のように空を映していた湖に、波紋が浮かんだ。ぽつり、ぽつりとその数は増え、静けさの代わりに轟々と雨が降り注いだ。
すっかり濡れぼそったまま城に帰ったスカサハを、シャナンは心配そうに出迎えた。肌に張り付いたシャツを脱ぎ、受け取った白い布で髪と体を拭う。廊下に水の筋を残しながら部屋に向かうと、シャナンは片手に桶を抱えてついてきた。
「災難だったな」
シャナンは、スカサハの窓で外を眺めながら呟いた。外は突然の雨が幻であったかのように眩しい。窓ガラスに残る水跡と、木から滴る雫だけが辛うじて雨の名残を留めていた。
「俺、雨男なんですかね」
スカサハは、着ていたシャツを桶の上で絞った。少し力を入れただけで、薄灰色の水が桶の底を埋めた。
最近は出かけるたびに雨に降られるせいか、シャツを絞る動きが妙に小慣れている。本当はズボンも脱いで水気を切りたかったが、シャナンがそばにいる状態で全てを脱ぐのは気が引けた。
「前はそんなことなかっただろう」
「むしろ、シャナン様の方がよく降られてましたよね」
ティルナノグでは、先ほどスカサハが見舞われたような突発的な豪雨はほとんどなかった。それにも関わらず、シャナンが雨に遭い、長い髪から水を滴らせ帰宅する姿がスカサハには強く印象づいている。それも、シャナンだけだ。オイフェや一緒に育った兄弟のような仲間たちは(記憶にないだけで実際は何度か降られているのだろうが)雨で全身を濡らす姿を見たことがなかった。
「ああ、ティルナノグの頃か」
シャナンは目を細めてつぶやいた。記憶を懐かしむように、口角があがる。
「あの頃はわざと降られていたんだよ」
「わざと……ですか?」
「雨にうたれるのが好きだったからな」
「うたれた後、面倒くさくないですか?」
すっかりシャツを絞り終えたスカサハは、観念してズボンを脱ぎながら訊ねた。
「その面倒くささが好きだったんだ」
「今は……」
途中で鼻がむず痒くなり、手のひらで顔を覆った。くしゅん、と大きすぎず小さすぎないくしゃみをした。
「風邪をひかないようにしろよ」
シャナンは話の続きは終わりだと言いたげに、乾いたタオルをスカサハの肩にかけた。寂しげな後ろ姿がスカサハの部屋を去る。
「面倒くささが好き、か」
衣服と体を拭いたタオルから絞りでた水は、桶に足を入れたら足の甲まで浸りそうなほど溜まっていた。
#聖戦トラキア畳む
鏡のように空を映していた湖に、波紋が浮かんだ。ぽつり、ぽつりとその数は増え、静けさの代わりに轟々と雨が降り注いだ。
すっかり濡れぼそったまま城に帰ったスカサハを、シャナンは心配そうに出迎えた。肌に張り付いたシャツを脱ぎ、受け取った白い布で髪と体を拭う。廊下に水の筋を残しながら部屋に向かうと、シャナンは片手に桶を抱えてついてきた。
「災難だったな」
シャナンは、スカサハの窓で外を眺めながら呟いた。外は突然の雨が幻であったかのように眩しい。窓ガラスに残る水跡と、木から滴る雫だけが辛うじて雨の名残を留めていた。
「俺、雨男なんですかね」
スカサハは、着ていたシャツを桶の上で絞った。少し力を入れただけで、薄灰色の水が桶の底を埋めた。
最近は出かけるたびに雨に降られるせいか、シャツを絞る動きが妙に小慣れている。本当はズボンも脱いで水気を切りたかったが、シャナンがそばにいる状態で全てを脱ぐのは気が引けた。
「前はそんなことなかっただろう」
「むしろ、シャナン様の方がよく降られてましたよね」
ティルナノグでは、先ほどスカサハが見舞われたような突発的な豪雨はほとんどなかった。それにも関わらず、シャナンが雨に遭い、長い髪から水を滴らせ帰宅する姿がスカサハには強く印象づいている。それも、シャナンだけだ。オイフェや一緒に育った兄弟のような仲間たちは(記憶にないだけで実際は何度か降られているのだろうが)雨で全身を濡らす姿を見たことがなかった。
「ああ、ティルナノグの頃か」
シャナンは目を細めてつぶやいた。記憶を懐かしむように、口角があがる。
「あの頃はわざと降られていたんだよ」
「わざと……ですか?」
「雨にうたれるのが好きだったからな」
「うたれた後、面倒くさくないですか?」
すっかりシャツを絞り終えたスカサハは、観念してズボンを脱ぎながら訊ねた。
「その面倒くささが好きだったんだ」
「今は……」
途中で鼻がむず痒くなり、手のひらで顔を覆った。くしゅん、と大きすぎず小さすぎないくしゃみをした。
「風邪をひかないようにしろよ」
シャナンは話の続きは終わりだと言いたげに、乾いたタオルをスカサハの肩にかけた。寂しげな後ろ姿がスカサハの部屋を去る。
「面倒くささが好き、か」
衣服と体を拭いたタオルから絞りでた水は、桶に足を入れたら足の甲まで浸りそうなほど溜まっていた。
#聖戦トラキア畳む
キュアンで説得パターンをいつか再現しようと思って早〇〇ヶ月。ついに再現に成功。
dsの画面で撮影したので画質が悪い。
#聖戦トラキア