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ナバールとマルス(小話)

今書いてる話の中での機能を失ってカットしたシーンを供養します……。気に入ってるので……。書いてる話はオグナバ前提です。
#アカネイア

(シーンに繋がるあらすじ)
マケドニアで負傷したナバールは、意識を失う直前に抱いた感情で、オグマに抱いている感情を改めて自覚した。
傷を癒すナバールを、戦いを終えたマルスが訪ねてくる。

•••

 ナバールが司祭を見つけ傷を癒している間に、マケドニア王ミシェイルを倒し、ガーネフも討ってきたと、マルスは言った。
 激しい戦いだったはずだ。ミシェイルは大陸一の飛竜の使い手と名高く、前にカダインでみたガーネフの魔法マフーも、今までに見たことがないほど強力だった。直接的な魔法攻撃の範囲外にまで伝わってくる圧迫感ある風。深く抉れた大地。焦げた匂い。
 想像に難くない激闘の後でも、マルスは疲れ一つ見せずに笑いかけてきた。
「ナバール、無事で良かった」
 つくづくお人好しだ。ナバールはまだ鈍く残る痛みを顔に出さず立ち上がった。
「務めは果たす。そういう契約だ」
「怪我は平気なのかい?」
「もう治った」
 マルスに構いもせず扉へと向かう。
「よかった。それなら次の戦いはキミを頼みにできるね。期待しているよ」
 期待、という言葉に反応してナバールは振り返った。
「期待……か」
 マルスは挨拶をするように他者へ期待を寄せる。だが、重ねた期待が叶わずに苦しむ姿は見たことがなかった。
「お前はどうしてそう簡単に期待できる。苦しくないのか」
 問いかけに、マルスはきょとんと目を丸めた。
「苦しい?」
「期待をしても、叶わぬ苦しみが募るだけではないのか?」
「けれど、きみは務めを果たすと言った。ならばそれを信じることが、命を預かるわたしの務めだよ」
「使命感だけで期待するのか」
 追求すると、顎に手を添えてマルスはうなった。青年の顔にあどけなさが映る。マルスは個人として人に向き合う時、必ず年相応の若さを顔に宿した。
「それは違う……かな。使命もあるけれど、それ以上にぼくが皆を信じたいんだ。信じた結果裏切られることになったとしても、最初から信じないよりもずっといい」
 マルスの言葉はほとんど理解できなかった。真剣な瞳が迷いなくナバールの姿を反射している。無言でその瞳を見つめ返していると、マルスは続けた。
「ぼくは皆の期待があるから困難な局面でも踏ん張ってこれた。だから、皆が戦っている時にも、ぼくの期待が皆の力の一助になってほしいと願っているんだ」
「わからんな」
「ぼくときみは違うから」
「わからないが、お前の考えは悪くない」
 マルスは木漏れ日のように柔らかい笑顔を見せた。
「ナバールは、出会った頃より丸くなったね」
「オレが変わったように見えるのか」
「だいぶ。今のきみなら握手をしてくれそうだ」
「握手か……」
 呟きながら手のひらを見つめた。どちらの手も剣で皮膚が硬くなっている。お世辞じゃないが、握り心地の良さそうな手ではない。
 マルスはいつの間にか目の前に立ち、手を差し出していた。
「ナバール、今更だけど……」
「この戦いが終わるまでだ」
 ナバールは自分より一回り小さい手を握った。
 マルスの手もナバールほどではないが硬かった。昔から剣を手にしてきた者の手だ。軍の代表でありながら、前に立ち剣を振る姿が思い出される。
「ありがとう」
 微笑むマルスを背にナバールは部屋を出た。
 触れた手の感触がいつまでも残っている気がして、むず痒かった。

畳む
ナバールと恋の表現(オグナバ)



これの時に書いてたカプがオグナバです。
最近はずっとオグナバ長編書いてます……12月のこくほこまでに完成させたくて……(他者供給を読んだらオグ→シダ大前提オグナバ成仏しそうで……あと、こくほこ出るから5月に新刊だしたくて)。


呟きの余談ですが、ナバールが脳内とはいえ、普段のスカくんよろしくオグマに好きだとか愛してるだとか、これが恋なのか?ってやってたらアタシは爆笑してしまう😂(すまぬ)

本題入ります。
オグナバの小説を書くにあたり、プロット修正段階(あまりにもオグナバがオグナバしなかったので内容を修正して増やした……)で私には書くの大変そうだなという二峰の山が見えました。

1. ナバール視点で描写する恋愛感情の自覚
2.オグマが最後ナバールの元に止まる時の理由

今、上の山を越えたところなのですが、私の見つけた答えが想像以上にナバちゃんで最高かもしれない。
ちょっと文章引用します。

***
 初めて人を殺した日から、ナバールは誰にも頼らず、何かを望むこともなく生きてきた。姉を探すという目的すら形骸的なものであり、そこに何の期待も抱いていなかった。
 執着と期待は似ても似つかない。
 ナバールはオグマの記憶を求めてしまった。だが、オグマの視線の先にいるのは姫であり、ナバールではない。
***

これです。
執着だけでなくオグマに対して何かを求めてしまったと気づいた瞬間。それはつまり、身を置く場所も定めずに漂い自分の力だけで生きてきた男が、抱いている心を自覚する瞬間です。広辞苑もそう言ってる。

我ながら良い表現ができました🎶

話を書いたのは夜だけど、この文は寝起きに書いてるのでしっちゃかめっちゃかである。日本語になってるのか???

#アカネイア 畳む
長流様 真エンド(他キャラも微触)

今まで負の感情に目を向けてこなかったと長流様は言っていたけど、身に流れる血に虚のものが混ざっていると知った後の長流様は、負の感情を剣にのせて与にぶつけているんだよね……最高すぎて泣いてしまうよ

私は、ヤエルさんも永羽様も按護様も、あの結末でしか掴めなかった"なにか"を得た中で、長流様だけは平和に続く日々の中で得られるものしか手に入れられなかったと思っていたけど、それは誤った認識だったのかもしれない。と、再読して思いました。

長流様の中には、皇子・長流と、与と過ごす中で育まれてきた長流がいて、永羽様ルートで永羽様が心を分けていたというように、長流様も自分の中の長流が分かれていたのではないかなと……。
あの最後があったから、長流様はそんな分かれかけていた二つの長流という存在をどちらも自分だと受け入れることができたのかもしれません。

思い返せば、初夜の後の長流様の切り替えがとても早かったんですよね。あんなに涙を浮かべ満ち足りた調子で抱かれておいて、さっさと服を着てしまう。
永羽様ほどではないにしろ、長流様も使命感で己を切り分けていたのではないかと感じられます。

与から逃げた長流様が、与に叫ぶ時、長流様は皇子・長流を呼び出していた。
与の綺麗な上半身と向き合っている時、長流様は気がつけば杖が与を突き刺していたと思うほどに、与と見つめあっていた。
この時に、長流様の中では自分で呼び出した皇子・長流と、与を愛おしむ長流が一つになっていたんじゃないかなって……なっていてほしいなと、私は思うわけです。

長流様は求められる使命のままに生きてきた"空虚な"長流様だけじゃない。与と過ごして育んできた長流様と一つになって、与と融合したんだと思うと、少しだけ心温まるものがあります。
多分、長流様が平和な世で王として生きる道だったら、長流様はどんどん公私を切り分けてしまっていたかもしれません。与のことを大事にするけど、王としての使命を優先してしまう場面も出てくるんじゃないかな。
だから、あの最後で長流様が得たものは今までの人生を全て含めた"長流"としての一つの幸せの形だと受け止めることにしました。
それでも、長流様に関しては生きて国を守る王になってほしかったな……。

1週目の時に泣きすぎて、最後に樹になるときの「ずっと一緒にいられます」、のやり取りを見逃していた(記憶から消えていた)のですが、これって与長にとっては得難き幸福でしたね。
長流様は護るべきものに裏切られても国を守り通した。与との願いを果たして、二人だけの幸せな時間を掴んだ。

長流様は与に2回目の死を与えたけど、同時に2人だけの幸せを掴んだのだと思うことで、今は精神を保ちます。王になってたらみんなの長流様、だったので……。

ぐだぐだと長く書いてしまいましたが、要するに長流様の真エンドにも少し救いを見つけられたよというお話でした。

#Lkyt 畳む
lkyt 各ルート真エンドのネタバレ含所感

バドエン、ハピエンで分類する(メリバはあえて分類に含めないでおきます)なら……
長流様:バドエン
ヤエルさん:ハピエン
按護様:ハピエン
永羽様:ハピエン
と思って書いてます。

◯長流様
<全体>
長流様がとにかく可愛かった。
私は、真面目で口下手でちょっと天然入ってる男が大好きなんです。
黒髪のやや着痩せする強い剣士が好きなんです。
長流様、全てを持ってます。

与に年上の威厳を見せようとしてるけど、大体受け売りなところが大好き。
いかにも経験ありそうな振る舞いしてるけど、元服の時に一度きりだろうところがこの上なく愛おしい。
皇子としての振る舞いをするために努力を惜しまないところも、仲間が傷つくことに心を痛める優しい心根も、全部好き。
クールに見えて熱い男なんです、長流様は。
あと、価値観がフラットなので目覚めるとすごいタイプのえっちなお兄さんでした。

もっと書きたいことあるけど、長くなりすぎるのでこの辺で。

<Hシーン>
長流様の喘ぎ声好きすぎた。
あと、初夜のスチルに涙を描いて下さった絵師様に拍手を贈ります。ありがとうございます。その涙で私の命が救われました。
ご褒美騎乗位セの慣れないのに奉仕してる感じもラブすぎるし、香油出したときに与が喜ぶと信じて疑ってないの可愛すぎる。これを見た時、私はまだlkytが鬱ゲーだと知らなかった(冥府戦生き抜いた時点で、このままハピエンで終わるものと、信じていたのに……)

<ラスト>
初見だったので、冥府の戦でお守り弾けたのが長流様の死だと思って泣きました。そうしたら、生きていてご褒美セもあり、私はこれはハピエンだー!と幸せな気持ちで宴会シーンを読んでました。

そうしたら不穏な空気がして、長流様の、首が、飛んだ。

え、なんで? どうして? これ鬱ゲーか(ここで気づく)。
鬱ゲーだと思ってない時に冗談で
「長流様はバドエンなら与を守って一人死に、ハピエンなら与と心中するタイプの男かな〜」
なんて思ってたら、冗談じゃすまなかった(私のハピエンへの信頼値の低さは鬱ゲーだと名高いとある乙女ゲーのせいです)。

話を戻しまして。
最後、与を殺したくないvs国を守りたいの葛藤が辛すぎて、辛すぎて。声優さんの演技も最高すぎて余計に感極まってしまいました。
与を守りたくて、自分だけが生き残る道を捨てて死んだ長流様が、与を殺しにいかなきゃいけないの辛すぎます。

私、このゲームは長流様だけがバッドエンドだと思ってるんですけど、それは長流様に与えられた救いがなかった(生きていても得られるものだった)からです。
長流様は、与というかけがえのない伴侶を得られて幸せな人生だったと思うんですけど、他の3人と違って与を殺して得た救いってないんですよ。国を守れただけ。
でもそれって、与との精神的なつながりに何も関係がないんです。与と長流はもう二人で「国を守る」って偉業を遂げていて、それで生還してたんです。
そのまま生きる未来があったら、二人は既に成熟した関係で互いを愛し愛され幸福な日々を過ごせていたんです。
それが分かりきっている状態で、互いに死に、蘇生したと思えば地獄の二択しか残されなかったの苦しすぎる。

長流様ルートの話が長すぎる。この辺りで切り上げます。今でも思い出すだけで泣ける。

<余談>
スタッフコメントで、長流様の声優さんが、長流様はかわいいって言ってるの、首がもげるほど頷きました。

◯ヤエルさん
<全体>
姫の液体を飲んで、呪力を覚醒させたヤエルさん(多分)、もし健康な按護さんと闘う機会があったら勝てるほどの実力の持ち主だったのでは?と、本当にふと思ってしまいました。
ヤエルさんの心の中に素直な子供がいるの最高ですね。チビなんて可愛くないって言ってて好かれるタイプの人なんだな、ヤエルさんは。

<Hシーン>
誰ですか、こんなえっちな行為ばかり書いて下さったシナリオライターさん……ありがとうございます。
ヤエルさんの牌、私も揉みたいよ。
冗談じゃない冗談はさておき、ヤエルさんの寝起きに襲われる与ちゃのシーン、あまりにもえっちすぎて変な声でそうだった。お預け焦らしプレイ大好き……。

<ラストシーン>
ヤエルさんは明確な救いを得たなと私は思いました。
多分ヤエルさんって性格的に冥府の戦いの後平和な日々が訪れたとしても、与との関係ってそんなに縮まらないと思うんですよね。なんなら、他ルートのそれからで語られたように、ふらりと別のところに行ってしまいそうな節がある。
だから、閉ざしていた心を開く機会を得られたのは、あそこで与を殺したからなんだと、私は思います。

祖国に帰る場所もなく、ただ暇を潰すような人生を送ってきたヤエルさんにとって、なぜか自分に懐く与って物好きで鬱陶しいけど、なんだかんだで可愛かったんじゃないかと思うんですよ。結魂できたのが何よりの証拠ですね。
そんな与に対して、ヤエルさんって最後の最後まで一歩壁を作っていたんですよね。それが完全に取れた瞬間が、与の二度目の死だった。最後に自分の本当の名前を話したってことは、多分、ヤエルさんはずっとどこかで自分の本当の名前を教えられる存在を求めていたってことでもあると思うんです。
最後の与の「約束をしましょう」って言葉。安心して身を寄せられる場所なく生きてきたヤエルさんにとっては、この上ない救いの言葉だったと、私は信じています。


◯按護様
<全体>
按護様、自分を許してさしあげてください。
不器用な誠実さに私はメロメロでした。ゲームが違えば私が夢ワールドに落ちるタイプの男ですね。
スタッフの癖を感じたし、私の癖でもあった。

按護様は全体というか終盤に関して書きたいことが多すぎる。

<Hシーン>
最後、与に抱かれていた時どういう気持ちだったんですか、ねえ???ねえ?!
行為の後、甘酒飲んで与を気絶させたあたりで私は手をぶんぶん振り回して喜びました(喜ばないでください)。
ちょっと、終盤のシーンへの想いから勢いが強くなってしまいましたが、相互ふぇらしてるやつあまりにエッチで困ってしまいました。
あと、与に触ることを許しておきながら、終わった後に
「瀧殿に合わせる顔がないな」
って言ってるの最高にかわいいですね。

<ラストシーン>
按護様は誰がなんと言おうとハッピーエンドです。ハッピーエンド以外何があるといいますか?(メリバ)

いやもう、Hシーンのところで触れてしまったけど、最後与に抱かれてる時どういう気持ちだったんですかね、この男。それを考えるだけで、ご飯を何杯もおかわりできます。

汀最強の男なのに、いつの間にか汀の熱意を失っていたあたりにもビビッときてしまいました。
あんなに八重殿のことを引きずっているのに、色恋に疎い、八重殿を愛していたかもわからないって言ってるの、最高です。

与を殺した時、按護様はもう生きることを諦めてますよね(個人の見解です)。生きることを諦めて、与と死ねればいいのに自分から死ぬこともできなくて、愚かな男ですよ。

そして、与をもう一度殺す役目に対して、按護は躊躇って与を呼べないって永羽様が見抜いてるのよな。
あと、殺したはずの我が子が生きていたやつ。按護様、ただ実の子に痛い思いをさせてしまっただけ……。

拷問シーンの良さは語り始めると、多分1万字になるので(流石に盛った)、自重します。
(スタッフコメント:筆が乗りました……でしょうね)

ここからが本題なんですけど、按護様ルートは按護様にとってこの上ない幸せを掴んで終わったと思っています。
按護様って、とにかく生真面目だから過去に起こった傷を全部背負っているんですよね。そしてお優しい。
他人から見たら按護様がそこまで自責の念に駆られる必要ないよ!って思うようなことで自分を責め続けて、苦しんでいる。
按護様ルートの与は、そんな按護様の救済を願ってました。
でも、按護様は自分を慕っていると言ってくれた与まで手にかけて、さらに許される道を自ら絶っている。
要は、あのまま生きていても責め苦を味わうばかりで幸せな人生を掴めなかったのが按護様なんです。
そんな按護様がようやく責め苦から解放された瞬間が、与を殺した時なんですよね。
ずっと許せなかった自分自身を、自分のことを愛し、騙され殺された与が許してくれた。許すどころか、「だから、按護様もご自分のことを許してあげてください」(セリフ若干違うかもです)と言って、按護様を優しく抱き止めてくれた。
これを救いと呼ばなければ、他にどのような方法で按護様が苦しみから解放されたというのでしょうか。
控えめに言って最高です。ありがとうございます。

私は、按護様ルートがlkytの中で一番幸せな結末を迎えたと思っています。


◯永羽様
<全体>
他ルートの時も思っていたんですけど、永羽様おちゃめすぎませんか?
与ちゃんと抱けるのか一番不安だったんですけど、思ってたより遠慮なくて爆笑しました。
心をつなげるためには、与が遠慮をやめないといけないからね。

<Hシーン>
側位で足を絡ませているのは最高にえっちです。
なんか、想像以上に与ちゃが容赦なく永羽様抱いててよかった。舐めてたし……。
年上がよしよしして攻めちゃを受け入れる王道年下攻めを真っ当に味わえて大変楽しゅうございました。
永羽様の喘ぎ声気品にあふれたエロス。

<ラストシーン>
真仁が予想より遥かに狂ってて(嫌いではない)、思わず長流様ルートの「私があいつに声をかけていれば」みたいなやつ思い出して、「長流様、無駄でしたよ」と泣きました。
永羽様神々しかったですね。戦闘絵最高。

永羽様ルートも誰がなんと言おうとハピエンです。
使命のために心を分けた永羽様が、最後に与の元に留まることを選んだ時点で、永羽様は明確な幸せを与の中に見つけていると思うんですよね。
天子として人並みの幸せは享受できず、自分の心を二つにわけて生きてきた永羽様は、えっち中でもなんなく使いに返事できるほど徹底してたんですよ。
その永羽様が最後に天子としての役目を終えて、一人の存在として与と同じ場所に留まることを選んだの最高すぎます。
とてもハッピーな物語をありがとうございました。



〇最後に
lkyt本当に最高でした!ありがとうございました😭
人生でここまで自分の癖にマッチするゲームに出会えると思ってなかったので、本当に喜びを噛み締めています。

定価で買えばよかった(公式にお金を落としたいのだ)。

#Lkyt 畳む
前にまとめたオグナバ

メモ帳にあったオグナバ妄想(健全)をすぐ見つけられた分だけ若干手直しして連れてきました。
ついでに萌えポイントだけ今さっき書きました。
※全てにおいてオグ→シダ片想いが前提

【個人的なオグナバ萌えポイント】
(新紋章の謎「剣に定められた者は剣に」を引きずりまくっています)
・風のような男ナバールが、オグマに執着している点
・オグマが、ナバールと自分が同族であると認めることを恐れている点
・ナバールが、オグマの剣にあるシーダ姫への想いを見抜いている点
・どれほどギスギスしていても、共通の敵を前にしたら息のあった連携で敵を倒しそうな点
・互いに(剣の腕という意味で)替えがきかない存在である点

【妄想たち】
◎場面不明
自分を救ってくれたシーダ様に対し叶わない&許されない恋慕の情をずっと胸の内に抱えている前提がある上での、オグマの「俺は、戦いの中でしか生きられない」って言葉に、「なら、俺と戦えばいい」と返すナバール


◎英雄戦争直後、いつかの決着をつけるべく剣を交わす二人
シーダ姫の結婚を見届けて役目を終えたオグマの前に現れるナバール。
無遠慮に「いつかの決着だ」と斬りかかってきたので、応戦するオグマ。互角の実力で決着がつかない。
勝負の途中に、無粋な邪魔(ひったくり?)が入って盛大な舌打ち。鮮やかな連携で邪魔を排除。
何となく勝負を再開する空気では無くなる。
「……仕える先を失っても、お前の剣は変わらないのか」
「失っていない、側にいないだけだ。俺は、あの方に救われた命を無駄にはしない」
「そうか……」
みたいな会話をしてほしい。


◎剣を交わさない二人
前提:「剣に定められた者は剣に」の出来事から、シーダ姫が悲しむのでナバールと剣を交わさないことを心に誓っているオグマ

英雄戦争終結後。
立ち去るオグマと、後ろを着いてきたナバール(別に示し合わせたわけではない)
「つまらん」
「お前が勝手についてきたんだろう」
「行先が同じだけだ」
「そうか、なら先に行け」
ナバールすたすたと追い越そうとし、すれ違いざまに呟く。
「ああ。……なあオグマ、俺に斬られるまで、生きていろ」
「残念だな。どんな理由があろうと、俺はもうお前と剣を交わさない。だから、盗賊に手を貸すような莫迦莫迦しい真似は二度とするなよ」(数年前の出来事思い返しながら)
「つまらん」
「シーダ様を悲しませるわけにいかないからな」
「根無草になったわけではないのか」
ナバール、足を止める。
「……お前は、あの女の元を去って、どうするつもりだ」
「さあな」
「……お前に、付き添ってやらなくもない」
「着いてくるつもりか?」
「仕事には、困らんぞ」(得意げな顔)
「まったく、仕方のないやつだ」
「それで、どうするんだ」
「……好きにしろ」
厄介な拾い物をしたと頭を抱えるオグマ。二人の旅は続く

#アカネイア 畳む
バディミ裏endネタバレ含感想

偽りの優しさで育てられた子が、真実の優しさを持ったヒーローとなり、感情を捨て去った育ての父の心を救う図、最高に美しくて好きでした。

この先、ルーク好きな人の戯言です。

幼少期ルークくん、父に拾われた時感情のないロボットみたいな子供だったんだよね。
ルークの育ての父は、ルークと同じで感情を持たないロボットのような人だったけど、目的のために演じる力には長けていた。
ルークにとって、父は感情を取り戻すのに必要な相手で、例えそれが大悪党でも恩人なんだよね。

というあたりまでは裏エンド前から伝わってきて、良いなー良いなーと一人で呟いてました。

そして、裏エンド。
ルークとの親子生活に絆を感じていたのは、感情を持たないはずの父も同じだったという衝撃の事実が伝わってくる衝撃の内容でした……。
うなされるルークをみて、記憶を取り出す装置を停止させてるんですよね。
感情を捨てたルークの父は、少なからずルークにかつての孤独な自分を重ねていたのかもしれない。
記憶を取り出すためだけなら、別にヒーローなんて演じなくてよかったんですよ。それなのに、目の前の命を見捨てず万人を救うヒーローという生き方をルークに見せていた、そのことに無意識の絆があった気がしてならない。
きっと、ルークの父は小さい頃自分がそばにいて欲しかった人間を無意識に選び、演じていたのだと、私は思いました。

そう考えると、最後ルークが父の手を見捨てず掴むことには大きな意味が生まれてくるんですよね。
だって、父から教えられたことをずっと大切に育ってきたルークは、父にとってそばにいて欲しかった人そのものとなっていたのですから。
裏エンドじゃないと、ルークが父を助けようと掴んだ手は離されてしまいます。それはきっと、ルーク父にとっての「任務(計画失敗時の自爆)」がまだ片付いてなかったから。
でも、裏ルートはその予備ルートすら封印されてしまった。任務を忠実に遂行するため感情を捨て去ることになったルーク父が、果たすべき任務を持っていない状態だった。チェズレイの言葉を借りるなら、ルーク父は剥き出しの存在となっていたんですよ。
だから、ルークとのあのやりとりに繋がるんでしょうね。
剥き出しのルーク父にとって、ルークはずっと自分が求めてきたヒーローだった。
計画が失敗したら死ぬつもりだった人間があの瞬間に見出したのは、絆の光だったと思います。
ルーク父は、許されないことをした。その事実は変わりません。けれど、ルーク父は間違いなくルークを救い、育てたルークに救われたんだよな……。

話が循環しそうなのでここらで切り上げます。
バディミ最高でした。畳む
なんかの投稿と被ってそうだけど紋章遊んでた時に溢れ出たプロット

これは、オグ→シダ前提のognb幻覚プロットと、マルsidaプロットと、偏見吸い取ってたognbに対する所感(割と好印象)を書き連ねたもの。

【これはオグ→シダ前提のオグとナバ】

オグマは「剣に定められた者は剣に」の出来事から、シーダ姫が悲しむのでナバールと剣を交わさないことを心に誓っている。

英雄戦争の終結後。
立ち去るオグマと、後ろを着いてきたナバール(別に示し合わせたわけではない)
「つまらん」
「お前が勝手についてきたんだろう」
「行先が同じだけだ」
「そうか、なら先に行け」
「ああ。……なあオグマ、俺に斬られるまで、生きていろ」
「残念だな。どんな理由があろうと、俺はもうお前と剣を交わさない。だから、盗賊に手を貸すような莫迦莫迦しい真似は二度とするなよ」(数年前の出来事思い返しながら)
「つまらん」
「シーダ様を悲しませるわけにいかないからな」
「根無草になったわけではないのか」

「……お前は、あの女の元を去って、どうするつもりだ」
「さあな」
「……お前に、付き添ってやらなくもない」
「着いてくるつもりか?」
「仕事には、困らんぞ」(得意げな顔)
「まったく、仕方のないやつだ」
「それで、どうするんだ」
「好きにしろ」
(厄介な拾い物をしたなと頭を抱えるオグマ。二人の旅は続く)(フィーナちゃんはナバについていってる気がするけど、ここでは着いて来なかったことにします)


【これはオグ→シダのマルシダ】
シーダ様、どうかお幸せに。
オグマは、たったそれだけを書き残してシーダの前から姿を消した。
「……オグマ」
手紙を眺めて涙をこぼすシーダに、マルスが話しかける。
「シーダ、どうしたの?」
「マルス様……」
マルス、手紙をみる。
「彼は、去ったのか」
「わたし、オグマはずっとそばにいてくれると思ってた……。わたしって、ばかね。マルス様、今だけは、彼のことを想って泣いてもいい」
「今だけなんて言わなくていい。シーダにとって、オグマは家族のような存在だったのだろう。ぼくだって、彼に何度も助けられた。戦場で守ってもらったことも一度や二度じゃない」
「マルス様、ありがとう……」





多分遊ぶ前に一番偏見を吸い取ってたCPがオグナバなんですけど、いいですね(個人的にはオグ→シダの前提があってこそですが……)。

私はオグマさんに幸せになってほしかったけど、オグナバのオグさんは愛し合うというより、ナバの自由な振る舞いに振り回されていそうです(笑)
苦労人オグマさんかわいいね。多分、誘い受けナバさんです。個人的にはなし崩しセフレ感の印象が強いお二人でした。オグ←ナバで、ナバが迫ってオグマに抱かせてからなんやかんやと関係が続いてしまう感じ。

それなのに、一緒に過ごす時間が長くなるとオグさんからの矢印が大きくなって、一方的に心配してしまうんですね、多分。知らないけど。

#アカネイア 畳む
暁遊んだ時のアイセネ感想

号泣しながら暁の感想書く人間です😭😭😭(アイセne拠点会話の話)。だってもう、こんなの、こんなの、セネリオが生きてるのアイクのおかげじゃん……それなのに、

わー。うわあぁあああん😭😭😭😭😭
ずっと孤独だったセネリオにアイクが光をくれたんだね。アイクの暖かさだけがずっとセネリオを生かしてくれたいたんだね。
村の様子が変わった時、たった一回食事をわけてもらった子供のことを必死で探して追いかけるくらいに、セネリオは小さなアイクに救われたんだね。
何年もかけてやっと再開したらアイクはセネリオのことを忘れていた。きっとセネリオは傷ついたんだろうな。それでも、それでもアイクがあの日のままセネリオを印付きではないありのままのセネリオとして受け入れてくれたから、それだけでよかったんだね。
アイクが記憶を思い出して、今まで言えずに抱えていた感情がぶわっと溢れてしまったんだね。
セネちゃん不器用すぎるよ😭
小さなセネリオに温もりをありがとう。
セネリオの光となって生きる道を照らしてくれてありがとう、セネリオの不器用さをその寛大さで包み込んで救ってくれてありがとう、アイク……。

言葉がまとまってないけど、感情が溢れてしまいました😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭

#蒼炎暁 畳む
アレセリ解釈ー前にふせったで垂れ流したやつ


唐突にアレスとセリス(追記の最後アreセリの風味)を呟く人です。
解釈ひよっこかもだけど、もしナンナがアレスに手紙を見せなくても、2人手を取り合って国を守るEDを無事に迎えられたと思うのですよ。


【訂正】普通に原作でナンナとアレスの会話させなくても多分EDの内容変わらないですよね。当たり前のことを長ったらしく書いてしまいましたわ!
ということで、これは、どうしてエルトシャンの手紙がなくても二人手を取り合っていけるのかを自分のために言語化した文章ということにします。


追記たくさんかけるの嬉しいから書いちゃおう(完全に思考整理)。

原作軸でアレスの抱いてる復讐心って実はそんなに大きくないと思うんですよ。

ここから時系列に沿って進めます。

※冬季先生のアレとセリも良いですが、ここでは原作解釈で進めます。


まず、アレス登場シーンでのリーンとの会話(一部抜粋)。
ここから、アレスの復讐心は存在してるけど、そんなに強い性質のものじゃないことが読みとれると思うんです(※個人の解釈です。復讐に燃える男アレスも好き)。

***
アレス「(父の敵の息子であるセリスを)できれば、俺の手で倒したいと思っている」
リーン「(それが二人の仕事だったのに)逆恨みするなんて、男らしくないと思うな」
アレス「わかったよ、考えてみる」
***

まず、最初の「できれば」という表現から
<アレスは、復讐を自分の手で必ず果たせなくてもいいものと認識している>
であろうことが伝わります。
さらに、リーンの言葉によりアレスは言い返さずにあっさり考えてみるって言ってるんですよね。多分、カタキの話をするたびにこうして諭されてきたんじゃないかな。

復讐心が強い時って、親しい人に「考え直せ」って言われて、アッサリわかりましたとなる性質のものじゃないと思うんです。前提認識が間違ってたから気が鎮まるとか、ドラマティックな出来事で考え直す機会が与えられて思い直すとかはあるけど、日常会話で考え直せって言われてわかったとなる性質のものではない。

例えば、91Daysの主人公は復讐が生きる目的になってたから、誰に止められても引き返さないし、復讐相手の一角であるネロと親しくなってもそれは変わらない(面白い作品です)。
同じFE作品でも、例えばディミトリの復讐心って(蒼月ならロドリグの死という大きな転機から見直す機会があるけど)、基本的におさまらないですよね。

戻しますと、多分母上から聞いた話で抱いていた幼少の復讐心って、最初は強固だったと思う。だけど、【ダーナではアレスの復讐心がだいぶ薄れていることが推察される】わけです。


次に、アレスとセリスの会話を見てみましょう(一部抜粋)。

***
(この前にも会話があります)
アレス「おまえにはその(母がセリスの父シグルドを恨み続けて死んだ)悔しさがわかるか!」
セリス「そうだったのか。(中略) (父であるシグとエルトは親友ながら対立することになり)不幸な結末にはなったけど、たがいにうらんでなどないはずだ」
アレス「ばかな•••、シグルドはわが父のかたき、俺はそう信じて生きてきた!」
セリス「軍にとどまってほしい。そうすれば、ごかいもとけると思う」
アレス「わかった」

アレス「(誤解でなかったときには)シグルドの代わりにおまえの命をもらう」
セリス「そのときはきみの好きにするといい」
***

まず、前半でセリスの「父上たちは恨みあっていないはず」という内容の主張に対して、アレスはあっさり聞き届けています。
リーンとの会話から推察した内容の補強になりますが、ここからも、<アレスの復讐心というのがそれほど強固でない>ことがわかります。強い恨みがあったら、敵の主張を聞く耳なんて持てないのでね。

さらに、後半ではセリスの主張が違ってたら殺すというアレスに対して、好きにすればいいと言っています。
セリスは大陸を帝国支配から解放するときの旗印たる自分の立場の重要性を理解しているはずなのに。

ここは私もだいぶ解釈ぶれをするのですが、とりあえず今回は「アレスの復讐心が弱い」という立ち位置で解釈を進めます。
立場を理解しているセリスが命を奪うということも許容しても大丈夫だと思うほど、セリスは自分の主張の正しさと、アレスの復讐の芽が消せる性質のものであることを、確信しているのではないでしょうか?
ゴリゴリの殺意を向けられているというより、<行き場のない感情が、その対象にちょうどよかったセリスに向いている>のを、この時セリスは感じているのだと思います(それはそれとして、冬季版の闇に呑まれ復讐しか頭にないアレスの中に、光をもたらしたセリスの解釈も好き)。

根拠のない推察ですが、母上まで失って守ってくれる存在がいなくなったとき、アレスにとってシグルドを恨む母の言葉の力も大きくなったんじゃないかな。だから、復讐心はアレスの悲しみのあらわれだと思います。

ざっくりまとめると、【アレスは、両親を失った悲しみを昇華しきれずセリスに向けているだけ】というところですね。


2つの会話から原作アレスの復讐心はそれほど大きくないことが推測されます。
さらに、アレスの復讐心というのは、両親を失った悲しみといった感情の消化不良で起こっていると思われます。


ここで、ナンナがもってきたエルトシャンの手紙についての役割を考えます。
それは、父たちが恨みあっていないということ。つまり、【セリスの主張の正しさの証明】です。
これにより、アレスは自分の復讐心が見当違いなものであったことを認め、セリスを受け入れることになります。

この、セリスの主張の正しさの証明というのは、実は手紙なしでも成立します(手紙という形のほうが明確でわかりやすいですが)。

例えば、アレスとセリス以外の第三者から話を聞くというものがあるでしょう。
解放軍にはリーフ王子とその腹心のフィンも加わります。

エルトシャン、シグルド、キュアンの三人が親友同士だったというのは、親世代からキュアンに仕えて戦ってきたフィンであれば承知のことでしょう。
アレスが直接聞きに行かなくとも、セリス以外からも親同士が親友だったという主張が伝われば、アレスのもともと強くない復讐心もおさまるはずです。

だから、もしナンナがアレスに手紙を見せなくても、アレスの復讐心は解消されて、2人手を取り合って国を守るEDを無事に迎えられたと思うのです。
(結論までが長い……)
※訂正の通り、原作でも無事に迎えられますね、多分(セリフ差分だったらごめんなさい)。

余談ですが、セリスの主張の正しさが証明されなくても、アレスの感情が昇華されれば復讐心も鎮まると思います。元々そんなに強いものじゃないので。
軍の代表でありながら、アレスを気にかけ、関わろうとしてくるセリスの行動に胸を打たれるだけでも、2人手を取り合うEDになりますからね。あと、シンプルに惚れちゃったとか(すみません)、その他色々。

それはそれとして、復讐に生きる男である冬季先生版アレスもかっこいいですね。

こんな思考整理長文に付き合ってくれた方、もしいたら、どうもありがとうございました!



なんでスカシャナより先に、こんな解釈長文書いてるんだ???良質なアレセリ読んだらアレセリ考えたくなってしまったのでした……。

気が向いたらスカシャナ解釈もまとめたい!

#聖戦トラキア畳む
オグマはシーダ様の優しさに触れた時初めて涙が止まらなくなってほしいんだ……小さな女の子の前で泣いている自分への情けなさと、長年抑えてきた我慢がふと切れたときの安堵で泣いてほしいよ……どんな痛みにも耐えられるけど優しさには弱いんだ……いい男だねえ

#アカネイア